小学校からのプログラミング教育とは?始めるべき理由や学び方を解説!
公開日:2025.4.18

2020年度に小学校でプログラミング教育が必修化される以前から、子どものプログラミング教育は注目されていました。今なぜ、子どもの頃からプログラミング教育が必要とされているのか、どのようにして学習しているのか、分からない保護者もたくさんいることと思います。そもそも、子どもにプログラミングが理解できるのかという不安を持つこともあるでしょう。今回は、小学校のプログラミング教育について、どのような授業を行っているのか、小学生からプログラミングを始めたほうがいい理由などを紹介していきます。
この記事の目次
小学校のプログラミング教育はいつから始まった?
小学校で学ぶプログラミング教育の主な目的は、プログラミング的思考の育成です。プログラミング的思考は論理的思考ともいい、物事に対して、順番にさまざまな側面から考えて解決する力をつけていくことを目指しています。
小学校でのプログラミング教育は、最初からパソコンを使うのではなく、カードやブロックなどの道具を使用して、コンピュータの基礎学習を行うことが多くあります。また、身近な物にもコンピュータが使われていることを知り、コンピュータはプログラミングによって動くのを理解することから始めていきます。
小学校でプログラミング教育が必修化されたのが2020年度ですが、それ以前から小学校では徐々にプログラミング教育が始まっていました。IT技術やAI、ロボットなどの進化に伴い、子ども達にも、今の社会の現状を知ることと、未来を生き抜くための土台作りとして、さらにはIT人材育成のため、プログラミング的思考を育てることが重要であるという考えの元、政府によって学習指導要領にプログラミングが加えられることになりました。
関連リンク:https://www.hallo.jp/fs/column/20220905/
小学校のプログラミング教育の内容と事例
小学校では、プログラミングという科目があるのではなく、算数や理科などでプログラミングの要素を取り入れた授業が行われます。その際、多くの小学校ではプログラミング教材に、スクラッチが採用されています。
スクラッチというのは、指示が書かれたブロックを並べると、キャラクターが動き、アニメーションやゲームを作成できるものです。ブロックを並べるだけで、操作が直感的でわかりやすいので、小学生でもプログラミングの基礎が学べます。
実際にスクラッチを使用した授業例では、小学5年生の算数の授業で、正多角形の意味や性質を理解するとともに、正多角形の作図でスクラッチを使って実践する授業で使われました。
出典:文部科学省 小学校を中心としたプログラミング教育ポータル
https://www.mext.go.jp/miraino_manabi/
クラスや班で話し合い、目的の多角形を書くには、どのようにすれば正しく書けるのかを相談していきます。そして、画面にあるブロックでキャラクターに「何歩動く」「何度回転する」といった指示を順番に出していき、正多角形を描いていきます。
出典:文部科学省 小学校を中心としたプログラミング教育ポータル
https://www.mext.go.jp/miraino_manabi/
このようにして、子ども達は図形を書くための条件と手順、そしてプログラミングを学んでいきます。
関連リンク:https://www.hallo.jp/fs/column/20221126/
小学校からプログラミング教育を始めたほうがいい理由
小学生からプログラミング教育することに、難しそう、子どもは理解できるのかと不安になる保護者もいるでしょう。しかし、小学生からプログラミングを学ぶことは、大きなメリットがあります。では、どのようなメリットがあるのか、詳しく見てみましょう。
①新しいことにチャレンジしやすい
プログラミングを学ぶことによって、自分のアイデアを形にしていく過程で、それが完成したときの達成感や成功体験が、子どもに自信を持たせます。そうすることで、次は何をしよう、もっと高度なものに挑戦してみようという、向上心とチャレンジ精神が生まれます。
②情報活用能力や論理的思考力が身につく
プログラミングは、物事を順序だてて、1つずつ問題を解決しながら完成させていくものです。最終目標を達成するためにどのようにすればよいか、問題に対して解決する方法を見つけるなどを繰り返していくことで、論理的思考力が身についていきます。また、多くの情報の中から、必要なことを見極める力、情報をどのように活用すればよいかという情報活用能力も身につけられるようになります。
③高校や大学など、将来につながる
プログラミング教育は、子どもの将来を考えた時、とても大切な知識となります。2025年に実施される大学入学共通テストから、プログラミングに関わる「情報」を必須科目に採用することが決定しました。今多くの子どもが大学受験を希望している中、受験対策としても、プログラミング教育は必須と考えられます。また、大学受験をしなくても、社会人として必要な知識や考え方が身につけられるので、将来の職業選択肢の幅を広げることもできます。
関連リンク:https://www.hallo.jp/fs/column/20221013/
小学校低学年からのプログラミングの学習方法
小学校から高校まで必修化されたことで、多くの保護者にもプログラミングスキルの重要性を感じていることでしょう。子どもの将来にとって、プログラミングを身につけていることは、子ども自身にとっても大きな力になります。
しかし、小学生でプログラミングを学ぶといっても、学校の授業で十分なのではないか、そもそも、小学生に難しいプログラミングはできないのではないのか、どのようにしてプログラミングを学んだらいいのか分からないこともたくさんあることと思います。
小学生でプログラミングを学びたいなら、学校の授業だけでなく、プログラミング教室に通うことをおすすめします。教室に通うことで、学校の授業にもスムーズについていけるようになり、さらに発展的な学びが得られます。
プログラミングをするには、プログラミング言語も学ばなくてはいけません。小学生のうちは、前述したスクラッチのように、ブロックを並べて直感的にプログラミングできるもので、基礎を学ぶといいでしょう。もっと実践的なことを学びたいなら、その他のプログラミング言語にもチャレンジしていきましょう。
子どものうちから学べるプログラミング言語は?
プログラミング言語には、さまざまな種類があります。中でも、小学生でも学びやすい言語には、PHPやJavaScript、Pythonなどで、子どもにも分かりやすい言語と言われています。作りたいものによって、最適な言語が異なるので、プログラミング言語を学び始める前に、まずは子どもが何を作りたいのかを考えてみましょう。例えばアプリが作りたいなら、PHP、Webサイトを作りたいならJavaScript、ゲームが作りたいならPythonなど、子どもと一緒に考えてぴったりの言語を選んでいきましょう。
関連リンク:https://www.hallo.jp/fs/column/20230220/
子ども向けのプログラミング教室ならプログラミング教育 HALLO
プログラミングをしっかりと身につけたいなら、プログラミング教室に通うことがおすすめです。プログラミング教育 HALLOでは、学習管理システムを採用し、生徒一人ひとりがどれくらい理解をしているか、どこでつまずいているのかが一目でわかるようになっており、それぞれの理解度に合わせて指導を行う個別最適化レッスンを実践しています。カリキュラムには、論理的思考力や問題解決力を育む工夫がされており、楽しみながら学んでいくことで、自然と身についていきます。
また、子どもが大学受験をする時の力になるよう、カリキュラムには大学入試を見据えた学習を順次取り込んでいきます。
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プログラミング教育 HALLOならこんな学習が可能!
プログラミング教育 HALLO は、子ども達がゲーム感覚でプログラミングを学べる教室です。オリジナル教材の Playgram を使い、キャラクターと一緒に冒険するゲームを楽しみながらプログラミングの基礎から応用までをマスターできます。タイピングもゲーム感覚で練習でき、ランクアップ することで達成感を味わえ、経験豊富な講師が、子ども達のやる気を引き出します。
無料体験レッスンも実施しているので、子どものプログラミングへの興味を気軽に試すことができます。プログラミング教育 HALLO なら、プログラミングが楽しく、自然と身につきます。
まとめ
2020年度から小学校で必修化されたプログラミング教育は、子ども達のプログラミング的思考を養い、問題解決能力を育みます。小学校ではスクラッチなどのビジュアルプログラミングを使い、算数や理科の授業で活用しながら、プログラミングを学んでいきます。学校の授業の補足として、または、より理解や知識を深めたいときは、プログラミング教室に通うことで、子どもの将来的に役立つ力となり、自信にも繋がります。