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Pythonとは?主な特徴や子どもに習得させるメリットを知っておこう

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Pythonとは?主な特徴や子どもに習得させるメリットを知っておこう

公開日:2023/02/02
更新日:2023/02/02

Pythonは日本だけでなく海外でも大きな注目を集めているプログラミング言語のひとつです。子どもにプログラミングを学ばせたい親御さんの中には「Pythonの何がそれほどよいのか?」「子どもに習わせるべきか?」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、Pythonの概要や他の言語との違い、子どもに習得させるメリット、Pythonを用いた代表的な実例などについて詳しく解説します。

1.pythonとはどういった言語?

Pythonとは、1991年にオランダ人のITエンジニアであるグイド・ヴァン・ロッサム氏が開発したプログラミング言語です。他のプログラミング言語と比較すると文法がシンプルなので、プログラミング初心者にも人気があります。子どもの習い事としてPythonが選ばれるケースも多いです。これは、Pythonが書きやすさと読みやすさを重視して開発された言語だからです。そして、行の始まりをインデントするといったオフサイドルールのように、さまざまな記述における規則があるためです。たとえば、パソコンの画面上に「Hello World」と表示させたいとしましょう。このとき、C言語やJavaであれば数行にもわたるコードを記述しなければなりません。しかし、Pythonの場合、記述するコードは「print(“Hello World”)」だけです。いかにPythonがシンプルな言語なのかが理解できるのではないでしょうか。

2.pythonの主な3つの特徴

シンプルな文法の他に、Pythonの主な特徴として「便利で豊富なライブラリ」「効率化に繋がるフレームワーク」「動作確認が簡単なインプリンタ型」の3つが挙げられます。ここからは、それぞれについて詳しく解説します。

2-1.1.便利で豊富なライブラリ

Pythonには便利で豊富なライブラリが実装されています。ライブラリとは、特殊な機能を持った関数やクラスをまとめたものです。上手に使えば、細かな機能に関して一から開発する必要がなくなります。このライブラリがあるおかげで、Pythonはさまざまな用途で使うことができるというわけです。ライブラリにはPythonにデフォルトで実装されている標準ライブラリと、pipというライブラリ管理ソフトを使ってインストールする外部ライブラリの2種類があります。

たとえば、標準ライブラリはOSの機能を強化するためのものや計算力を高めるためのもの、日付や時刻を管理するためのものなどがあります。ライブラリを使えば、これらのプログラムをわざわざ書く必要はありません。外部ライブラリにはさらにさまざまな用途のものがあります。標準と外部を足したライブラリの数は数万に昇るのです。中でも特に充実しているのはAI分野のライブラリです。そのため、Pythonは機械学習を行う際にもってこいのプログラミング言語だといわれています。そのほか、Webスクレイピングや顔認識、暗号化等のライブラリが代表的です。

2-2.2.効率化に繋がるフレームワーク

Pythonにはライブラリだけでなく、フレームワークも多く用意されています。フレームワークとは、開発を行うためのひな型のようなものです。開発者は自身の目的に合ったフレームワークをインストールし、その細かい部分をチューニングすることでより効率的にシステムを構築できるというわけです。画面遷移やログイン処理、セキュリティ等さまざまなフレームワークがあります。Pythonで利用できるフレームワークは「フルスタックフレームワーク」「マイクロフレームワーク」「非同期フレームワーク」の3つに分けられます。

フルスタックフレームワークはWeb開発を行うためのフレームワークです。有名なものにDjangoがあります。Djangoにはユーザー認証や管理画面、RSSフィードといった機能などがあらかじめ用意されています。これらのフルスタックフレームワークは小規模なシステム開発はもちろんのこと、中規模から大規模のシステムを構築する際にも使える汎用性の高さが特徴です。その一方、覚えることが多くて学習コストが高くなりやすいというデメリットもあります。

マイクロフレームワークは必要最低限に機能がまとめられたフレームワークです。機能は少ないものの、シンプルなので自由度が高いという特徴があります。代表的なものとしてはFlaskが挙げられます。小規模開発を行うのであれば、このマイクロフレームの方がより使いやすいでしょう。非同期フレームワークは開発の際にデータの送信者と受信者がタイミングを合わせなくても処理できるフレームワークです。レスポンスを早めて効率的に作業できるというメリットがあります。TornadやSanicが有名です。

これらのフレームワークがあるおかげで、開発者は重要なシステム開発に集中することができます。また、複数人でプログラム開発をする場合には、共通したフレームワークを使用していることでコーディングが自然と同じになります。そのため、作業の共有が容易になるというのも大きなメリットです。

2-3.3.動作確認が簡単なインプリンタ型

プログラミング言語には「コンパイラ型」と「インプリンタ型」があります。「コンパイラ型」とは、プログラムを実行する際に一度すべてをコーディングし、実行ファイルを作成(コンパイル)することで動作するタイプの言語で、C言語やJavaはコンパイラ型です。コンパイラ型はプログラムの実行速度が高速になるというメリットがあるものの、コンパイルという作業をしなければならないためにプログラムの実行に手間と時間がかかります。また、大量のエラーが出やすく、エラー解読に時間を要するというのも大きなデメリットです。

一方、Pythonは「インプリンタ型」のプログラム言語です。インプリンタ型はプログラム実行時にソースコードを直接読み込みます。コンパイルの作業は必要ありません。プログラムを書いてすぐに動作を確認できるため、画面デザインを確認しながらプログラミングを進めることができます。また、エラーがどこで起きたのかを把握しやすいため、コンパイラ型よりもデバッグを行いやすいです。処理速度が求められるシステムには向いていないものの、プログラミング作業を行う上ではコンパイラ型よりも扱いやすい言語だといえるでしょう。

3.子どもにpythonを習得させるメリット

Pythonは多くの民間企業で開発言語として採用されているだけでなく、子どもの習い事としても人気が出つつあります。子どもが習うプログラミング言語としてPythonが他の言語よりも人気があるのはなぜなのでしょうか。ここからは、Pythonを習得することのメリットについて詳しく解説します。

3-1.子どもでもわかりやすい

Pythonの特徴としてまず挙げられるのは、シンプルな言語だということです。Pythonではわずか1行で処理を記述することができます。C言語やJavaのように、単純な処理でも多くのコードを記述する必要はありません。そのため、子どもやプログラミング初心者にとってはとっつきやすい言語だといえるでしょう。Pythonは少ない記述で済むだけでなく、記述する際に覚えなければならない文法も他の言語と比べるとシンプルです。そのため、子どもでも直感的に理解しやすいというメリットがあります。

また、Pythonは文法がシンプルなため、誰が書いても似たようなコードになるという特徴があります。学習を進めていけば、子どもでも大人の作成したプログラミングを理解できるようになるのです。さらに、Pythonは他のプログラミング言語よりも挫折しにくいというメリットもあります。プログラミングのコードというものは、自分で作成したものでも途中で混乱して分からなくなってしまう場合が少なくありません。しかし、記述や文法がシンプルなPythonではそういった状態になることがあまりありません。そのため、途中で投げ出したくなるようなこともないでしょう。

3-2.注目を集めている言語で将来性がある

プログラミング言語としての将来性の高さもPythonを子どもに習得させたい人が多い理由のひとつです。一般的に人気のあるプログラミング言語といえばJavaが代表的です。しかし、Javaの新規開発用件は減りつつあります。一方、その代わりに増加傾向にあるのがpythonなのです。Pythonの案件が増加している理由として挙げられるのは、人工知能や機械学習の開発言語がほぼPythonの独壇場になっていることです。AI分野の発展は著しく、今後はあらゆる分野に波及していくことが予想されます。

そのことを考えると、それを支えるPythonを子どものうちから勉強しておいて損をすることはありません。もちろん、AI化が進むことによってよりAIに特化した言語が生まれる可能性もあります。しかし、現状はPythonで開発がされているため、その有用性がなくなることはないでしょう。Pythonに注目しているのは日本企業だけではありません。世界中のIT企業やエンジニアの中でも、Pythonは大きな注目を集めているプログラミング言語です。たとえば、ソフトウェア品質会社のTIOBEが行った調査でも、2023年1月現在のプログラミング言語別注目度ランキングでPythonが1位となっています。

4.pythonでできることの実例は?

Pythonといえば人工知能(AI)の開発におけるプログラム言語として有名ですが、それ以外にも、Webアプリケーションの開発やデータ処理の効率化等で大きな力を発揮しています。ここからは、Pythonが活用されている代表的な実例についていくつか紹介します。

4-1.人工知能の開発

Pythonといえば人工知能開発という印象が強い人も多いでしょう。その認識は決して間違いではありません。Pythonが人工知能の開発に適している理由は、人工知能の開発には複雑で大規模なデータ演算処理が必要だからです。この作業を行う上で、Pythonの豊富なデータライブラリやフレームワークは欠かすことができません。そうした理由から、実際に数多くの人工知能の開発プロジェクトでPythonが利用されています。

たとえば、代表的な事例として挙げられるのは、ソフトバンクの開発した機械学習ロボット「Pepper」です。Pepperでは感情生成アプリの開発Pythonが使われています。タクシー配車アプリの「Uber」のシステムにもPythonが活用されていることは有名です。また、人工知能開発の技術は必ずしも最先端技術の場面でのみ使われているわけではありません。Googleの検索結果の表示やSNSの顔認識といった身近なところにも使われており、そのベースとなっているがPythonです。

4-2.Webアプリケーションの開発

PythonはWebアプリケーションの開発にも強い言語です。特に大規模なWebサービスにおいて使われることが多く、誰しもが知っている有名サービスでPythonが活用されていることも珍しいことではありません。たとえば、動画配信サービスのYouTubeでは、サーバー処置等にPythonが用いられています。また、InstagramがPythonのフレームワークであるDjangoによって構築されていることは有名です。Instagramは元々2人の経営者によって設立された写真共有サービスですが、そのサービスが世界中で10億人ものユーザー数を抱える人気写真共有サイトへ成長した理由のひとつとして、Pythonのフレームワークの汎用性が挙げられるでしょう。そのほか、音楽配信サービスのSpotfyでもデータ解析などにPythonの数値解析ライブラリが使用されています。

4-3.データ処理や分析の効率化

大量の画像、Webページといったビッグデータの処理や分析の効率化においてもPythonは多くの現場で使われています。こうしたデータの処理や分析を手動でやろうとすると、途方もない時間がかかるものです。しかし、Pythonにはこれらの作業を効率的にするライブラリやフレームワークが揃っています。たとえば、大規模なデータ処理に優れたNumpyや、科学技術計算に役立つSciPyなどです。

実際、Pythonが人工知能の開発において多く使われているのも、Pythonであればこのビッグデータの処理を効率的に行えるからです。一般的にデータ分析というと「クローリング」「スクレイピング」「データ前処理」の3段階に分けられますが、Pythonにはこれらすべての工程に対するライブラリが用意されています。そのほか、データ加工や集計がしやすいこと、利用者が多いため業務を推進するうえで融通が利きやすいといったこともPythonがデータ処理や分析に向いている理由だといえるでしょう。

5.pythonの習得で将来就ける仕事

Pythonを習得すれば子どもが将来どのような仕事に就けるようになるのか、気になる親御さんも多いでしょう。そこで、最後にPythonを習得することで可能性が開ける仕事にはどんなものがあるのかをいくつか紹介します。まず挙げられるのは、AIエンジニアです。AIエンジニアは人口知能の開発やデータ解析を行うエンジニアのことです。AIエンジニアになるためにはPythonへの深い理解だけでなく、機械学習に関する基礎的な知識やディープラーニング等のスキルも求められます。

また、統計学や数学を駆使してビッグデータを解析するデータサイエンティストになれる道も開けるでしょう。PythonなどのITスキルに加え、ビジネススキルや統計分析スキルなどを身に着けることで、データを用いた顧客の問題の解決を図れるようになるかもしれません。そのほか、Webアプリやゲーム開発への道も可能性があります。Pythonには数多くのライブラリが揃っており、プログラミング言語として汎用性があるためです。

プログラミング教育 HALLOならpythonを楽しく学べる

シンプルで直感的に理解しやすいPythonは、子どもが初めて学ぶプログラミング言語として最適です。人工知能や機械学習の分野で多く使われていることから、将来性も期待できます。プログラミング教育 HALLOでは子どもが楽しく学びながらPythonのテキストコーディングまでできる環境が整っています。興味のある人は、まずは無料の体験授業に参加してみてはいかがでしょうか。

執筆者:プログラミング教育HALLOコラム編集部

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