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Pythonとは?小学生に習得させるメリットや学習方法を徹底解説

更新日:2025.4.28

公開日:2023.2.2

Pythonは日本だけでなく海外でも大きな注目を集めているプログラミング言語のひとつです。子どもにプログラミングを学ばせたい親御さんの中には「Pythonの何がそれほどよいのか?」「子どもに習わせるべきか?」といった疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、Pythonの概要や他の言語との違い、子どもに習得させるメリット、Pythonを用いた代表的な実例などについて詳しく解説します。

1.pythonとはどういった言語?

Pythonは、1991年にオランダのITエンジニアであるグイド・ヴァン・ロッサム氏によって開発されました。他のプログラミング言語と比べて、文法がとてもシンプルで分かりやすいことが特徴です。その理由は、できるだけプログラミングが簡単にできるようにと、「書きやすさ」と「読みやすさ」を考えて開発されたからです。そのため、プログラミング初心者に人気があり、子どもに学ばせるプログラミング言語として選ばれることが多くあります。

例えば、パソコンの画面に「Hello World」と表示させたいとします。C言語やJavaなどほかのプログラミング言語だと、表示させるための定義から実際に表示させる文字の指定など、たくさんの命令文を書かないといけません。しかし、Pythonなら、「print(“Hello World”)」の一行の命令で表示できます。これだけでも、どれだけPythonがシンプルな言語であるかが分かっていただけたのではないでしょうか。

2.pythonの主な3つの特徴

シンプルな文法の他に、Pythonの主な特徴として「便利で豊富なライブラリ」「効率化に繋がるフレームワーク」「動作確認が簡単なインプリンタ型」の3つが挙げられます。ここからは、それぞれについて詳しく解説します。

2-1.1.便利で豊富なライブラリ

まず「ライブラリ」というのは、プログラミングに便利なツールが入っている道具箱のようなものです。ライブラリには、関数やクラスという設計図のようなものがまとめられています。これを組み合わせていくことで、一からプログラムを作らなくて済みます。
Pythonのライブラリは大きく分けて2種類あり、一つはPythonに最初から入っているライブラリで、OSの機能を強化したり、計算をしたり、日付けや時間を管理したり、よく使われる機能がたくさん集まっています。
もう一つのライブラリは「外部ライブラリ」というもので、インターネット上からダウンロードして、自分のパソコンにインストールして使います。pipというライブラリを管理するソフトを使ってインストールをします。外部ライブラリを使えば、標準のライブラリをさらに便利に使うことができるようになります。中でもAIや画像処理など高度なことができるものもあります。
Pythonのライブラリを使うことで、難しいことも簡単にできたり、新しいアイデアをどんどん形にすることができたりするようになります。

2-2.2.効率化に繋がるフレームワーク

フレームワークというのは、開発を行うための設計図のベースになるものです。何もない状態から自分で設計図を作るのは大変ですが、すでに作られた設計図を参考にすれば、効率的に開発できるようになります。Pythonのフレームワークには、大きく分けて、「フルスタックフレームワーク」「マイクロフレームワーク」「非同期フレームワーク」の3つがあります。

フルスタックフレームワークは、Webサイトを作るためのフレームワークで、小規模Webサイトから大規模なWebサイトまで、幅広い種類のWebサイトを作ることができます。ただし、どんなWebサイトでも出来る分、覚えなければいけないこともたくさんあるため、使いこなすには時間がかかるかもしれませんが、少しずつ覚えていけば、実践でもどんどん活用していける便利さがあります。

マイクロフレームワークは、機能が必要最低限にまとめられたフレームワークです。自由度が高いのが特徴で、小規模なWebを作るのにおすすめです。とてもシンプルで動作も軽いので、Python初心者はマイクロフレームから始めるのがいいでしょう。

非同期フレームワークは、処理を早くすることに特化したものです。たくさんの人が同時にWebサイトを使っても、レスポンスが速くサクサクと動くようにしてくれます。

2-3.3.動作確認が簡単なインプリンタ型

プログラミング言語には、言語の種類のほかにもタイプがあります。それが「コンパイラ型」と「インタプリタ型」と呼ばれるものです。
そもそもコンピュータは、0と1という数字の組み合わせしか理解できません。そのため、私たちが書いたプログラムをコンピュータが理解できるように0と1の言葉に変換する必要があります。その変換するプロセスの違いがタイプによって分類されています。

コンパイラ型は、プログラムを全部変換してから一度に実行する方法です。例えば、日本語の文章を英語に全部翻訳をしてから、英語の文章を読んでもらうようなものです。代表的なプログラミング言語には、C言語やJavaがあります。コンパイラ型のメリットは、プログラムの実行が速いことが 挙げられます。そのため、大規模なプログラムに向いています。デメリットは、変換に時間がかかることと、エラーが見つけにくいことです。

インタプリタ型は、プログラムを一行ずつ変換しながら実行する方法です。日本語の文章を英語に訳しながら同時に読んでいくイメージです。代表的なプログラミング言語に、JavaScript、PHP、Pythonがあります。インタプリタ型のメリットは、すぐに実行できるので、エラーが見つけやすいことです。デメリットはコンパイラ型と比較して処理が遅いので、大規模プラグラムには向かないので、プログラム初心者にはインタプリタ型がオススメです。

3.子どもにpythonを習得させるメリット

Pythonは多くの民間企業で開発言語として採用されているだけでなく、子どもの習い事としても人気が出つつあります。子どもが習うプログラミング言語としてPythonが他の言語よりも人気があるのはなぜなのでしょうか。ここからは、Pythonを習得することのメリットについて詳しく解説します。

3-1.子どもでもわかりやすい

Pythonが人気の理由は、初心者にもやさしい言語というのが一番大きな理由でしょう。プログラミングをするときに、長いコードを書いていると、どこに何を書いたのか、何の命令を出しているのかが分からなくなることがあります。しかし、Pythonのコードはシンプルなので、全体の流れが把握しやすいのです。プログラミングでエラーが出た時、どこが間違っているのか分からなくて挫折してしまう人もいますが、エラーが出た時にも見つけやすいので、挫折しにくいといわれることも多くあります。
そして、Pythonは子ども向けのプログラミング教室でもよく使われている言語で、直感的に理解しやすいので、小さな子どもも、プログラミング初心者も、入門編として、Pythonから始めてみるといいでしょう。

3-2.注目を集めている言語で将来性がある

Pythonが注目されているのは、人工知能(AI)を作るときの中心になっている言語だからです。AIの進化は近年目覚ましく、自動運転や画像作成、文章作成などさまざまな分野で活用されています。そして、今後もますますAIは進化し、私たちの生活はさらに便利になっていくでしょう。そのため、小さい頃からPythonを学んでいると、AIに関わる仕事に就くチャンスが増えるかもしれません。また、Pythonは世界中で注目されている言語なので、海外で仕事がしたいという夢も叶えられるかもしれません。Pythonはほかの言語を学びたくなった時にも役立てられ、とても将来性のある言語と言えます。将来どんな仕事をしたいのか、今は決まっていなくても、きっと役立つ時が来るでしょう。

4.pythonでできることの実例は?

Pythonといえば人工知能(AI)の開発におけるプログラム言語として有名ですが、それ以外にも、Webアプリケーションの開発やデータ処理の効率化等で大きな力を発揮しています。ここからは、Pythonが活用されている代表的な実例についていくつか紹介します。

4-1.人工知能の開発

Pythonといえば人工知能開発という印象が強い人も多いでしょう。その認識は決して間違いではありません。Pythonが人工知能の開発に適している理由は、人工知能の開発には複雑で大規模なデータ演算処理が必要だからです。この作業を行う上で、Pythonの豊富なデータライブラリやフレームワークは欠かすことができません。そうした理由から、実際に数多くの人工知能の開発プロジェクトでPythonが利用されています。

たとえば、代表的な事例として挙げられるのは、ソフトバンクの開発した機械学習ロボット「Pepper」です。Pepperでは感情生成アプリの開発Pythonが使われています。タクシー配車アプリの「Uber」のシステムにもPythonが活用されていることは有名です。また、人工知能開発の技術は必ずしも最先端技術の場面でのみ使われているわけではありません。Googleの検索結果の表示やSNSの顔認識といった身近なところにも使われており、そのベースとなっているがPythonです。

4-2.Webアプリケーションの開発

PythonはWebアプリケーションの開発にも強い言語です。特に大規模なWebサービスにおいて使われることが多く、誰しもが知っている有名サービスでPythonが活用されていることも珍しいことではありません。たとえば、動画配信サービスのYouTubeでは、サーバー処置等にPythonが用いられています。また、InstagramがPythonのフレームワークであるDjangoによって構築されていることは有名です。Instagramは元々2人の経営者によって設立された写真共有サービスですが、そのサービスが世界中で10億人ものユーザー数を抱える人気写真共有サイトへ成長した理由のひとつとして、Pythonのフレームワークの汎用性が挙げられるでしょう。そのほか、音楽配信サービスのSpotfyでもデータ解析などにPythonの数値解析ライブラリが使用されています。

4-3.データ処理や分析の効率化

大量の画像、Webページといったビッグデータの処理や分析の効率化においてもPythonは多くの現場で使われています。こうしたデータの処理や分析を手動でやろうとすると、途方もない時間がかかるものです。しかし、Pythonにはこれらの作業を効率的にするライブラリやフレームワークが揃っています。たとえば、大規模なデータ処理に優れたNumpyや、科学技術計算に役立つSciPyなどです。

実際、Pythonが人工知能の開発において多く使われているのも、Pythonであればこのビッグデータの処理を効率的に行えるからです。一般的にデータ分析というと「クローリング」「スクレイピング」「データ前処理」の3段階に分けられますが、Pythonにはこれらすべての工程に対するライブラリが用意されています。そのほか、データ加工や集計がしやすいこと、利用者が多いため業務を推進するうえで融通が利きやすいといったこともPythonがデータ処理や分析に向いている理由だといえるでしょう。

5.pythonの習得で将来就ける仕事

Pythonを習得すれば子どもが将来どのような仕事に就けるようになるのか、気になる親御さんも多いでしょう。そこで、最後にPythonを習得することで可能性が開ける仕事にはどんなものがあるのかをいくつか紹介します。まず挙げられるのは、AIエンジニアです。AIエンジニアは人口知能の開発やデータ解析を行うエンジニアのことです。AIエンジニアになるためにはPythonへの深い理解だけでなく、機械学習に関する基礎的な知識やディープラーニング等のスキルも求められます。

また、統計学や数学を駆使してビッグデータを解析するデータサイエンティストになれる道も開けるでしょう。PythonなどのITスキルに加え、ビジネススキルや統計分析スキルなどを身につけることで、データを用いた顧客の問題の解決を図れるようになるかもしれません。そのほか、Webアプリやゲーム開発への道も可能性があります。Pythonには数多くのライブラリが揃っており、プログラミング言語として汎用性があるためです。

6.Pythonの学習はいつから始めるべき?

プログラミングを始めるのは早いほど良いですが、使用するプログラミング言語によって適切な年齢は異なります。シンプルな言語は幼稚園や小学校低学年から学ぶことができますが、複雑な言語は同じ年齢層には理解が難しい場合があります。

Pythonは、アルファベットを使って英語のような文法のコードを書く必要があります。そのため、アルファベットをタイピングできることや、英語の単語の意味を理解していると、プログラムの内容をよりスムーズに理解できるようになります。小学校での英語教育が始まる頃には、アルファベットにも慣れ、簡単な英語の意味が分かるようになります。

とはいえ、低学年の子どもでもプログラミングに興味があり、アルファベットを知っている場合、英語の塾などで単語の意味を学んでいれば、Pythonを学ぶことに早すぎるということはありません。重要なのは、プログラミングを楽しむことです。楽しむことで理解が深まりますので、子どもが「やりたい」と感じたときが、学び始める絶好のタイミングと言えるでしょう。

関連リンク:https://www.hallo.jp/fs/column/20221013/

7.小学生向けのPythonの学習方法

小学生がPythonを学びたいと思った時、どのような方法で学習していけばいいのか、ここではその方法について3つのパターンを紹介します。一つの方法にこだわるよりも、いろいろな方法を試して進めていくと、壁にぶつかっても乗り超えられるようになるでしょう。

7-1.ビジュアルプログラミングからスタートする

初めてのプログラミングで、コードを書くPythonから始めるよりも、まずは直感でプログラミングができる、ビジュアルプログラミングから始めてみましょう。ビジュアルプログラミングは、難しい言葉を覚えなくても、ブロックを組み立てるように直感的にプログラムを作ることができるので、プログラミングの基礎を楽しく学ぶことができます。

例えば、Scratch(スクラッチ)というプログラミングツールを使えば、自分のアイデアに合わせたブロックを組み合わせてゲームやアニメーションを作ることができます。ビジュアルプログラミングでプログラミングの考え方や仕組みを学んでおけば、Pythonのコードを見た時に、理解しやすくなります。

関連リンク:https://www.hallo.jp/fs/column/20230320/

7-2.本や動画を活用する

Pythonは世界中のたくさんの人が使っている人気のプログラミング言語なので、Pythonについて書かれた本や動画もたくさんあります。インターネットの中には、無料で学べるサイトもあり、初心者向けのものから上級者向けのものまで、自分のレベルに合うものを選べます。また、本や動画なら、時間のある時にどこでも好きな時に学べるのがメリットです。
ただ、本や動画だけでマスターしようとしても、難しいこともあります。もし分からないところが出てきても、質問ができないのがデメリットです。プログラムにエラーが出た場合、自分で見つけられないとき、本や動画では教えてくれません。そんなとき、誰かに教えてもらうというのは、スムーズに勉強するにはとても大切なことです。

関連リンク:https://www.hallo.jp/fs/column/20230320/

7-3.プログラミングスクールで学ぶ

一人で勉強するのが不安な子どもやプログラミングへの関心が高い子どもには、プログラミングスクールの利用がオススメです。プログラミングスクールは、初心者でも簡単に始められ、少しずつステップアップして、段階的に学ぶことができます。また、分からないところがあっても、講師にすぐ質問できて一緒に解決してくれるので、効率よく勉強を進められます。また、一緒に勉強する友達もたくさんいるので、友達と一緒に学ぶことで、モチベーションも維持しやすいです。
ただし、プログラミングスクールに通うには時間と費用が掛かります。そのため、勉強する内容と費用が合っているのか、時間が確保できるのかをきちんと考えてから通うようにしましょう。また、講師がどんな人か、子どもとの相性もあるので、プログラミングスクールに通うことを考えた時には、まず無料レッスンを受講してから選ぶようにしましょう。

関連リンク:https://www.hallo.jp/fs/column/20230320/

プログラミング教育 HALLOならPythonを楽しく学べる

シンプルで直感的に理解しやすいPythonは、子どもが初めて学ぶプログラミング言語にぴったりです。Webサイトから人工知能まで、さまざまなことに使われているので、将来性も期待できます。プログラミング教育 HALLOでは子どもが楽しく学びながらPythonのテキストコーディングまでできる環境が整っています。興味がある人は、まずは無料の体験授業に参加してみてはいかがでしょうか。

プログラミング教育 HALLOのプログラミング学習教育

プログラミング教育 HALLOは、全国展開のプログラミングスクールです。そのため、どこに住んでいても通いやすいのが特徴の一つです。カリキュラムは、モノづくりのスキルを段階的に習得できるように設計されています。
また、教材にはオリジナルの「Playgram」を採用。Playgramは、ゲーム感覚で進められるビジュアルプログラミングから学習をスタートできるようになっています。プログラミングに必要な概念や仕組みといった基礎知識を習得した後は、教材はそのままにテキストプログラミングまで学べるので、コードを書く力も養えます。テキストプログラミングで使う言語はPythonで、将来にも役立つ本格的なスキル獲得が目指せます。

プログラミング教育 HALLOでは、月に1回、取り組みの成果を発表する機会もあり、プログラミングスキルや思考力を養えるだけでなく、プレゼン能力を鍛えることもできます。「考える力」と「読み解く力」を効率的に身につけるメソッドで、子どもの将来の可能性を広げます。
レッスンは、無料体験でお試しいただけます。お近くの教室やオンラインで受講できますので、ぜひ一度参加してみてください。

まとめ

プログラミングと聞くと「難しそう」「小学生にもできるのかな」と不安に感じる保護者もいるでしょう。しかし、段階的に学習を進めていけば、小学生でも獲得できるスキルです。数あるプログラミング言語の中でも、Pythonはコードがわかりやすく、概念と基礎知識さえ身につけられれば、小学生でもプログラミングができるようになります。
一人での勉強に不安がある場合は、プログラミングスクールをぜひ活用してください。プログラミング教育 HALLOでは、子どもの学習スピードに合わせて小学生レベルから大学受験レベルにまでスキルアップが図れます。お子さまの得意・不得意に合わせて、一人ひとりに寄り添い、学習状況をしっかりと把握し、コーチ1名に対して生徒3~5名の週1回のスクーリングで個別最適なレッスンを提供していきます。やる気を引き出すメソッドで、子どものスキルアップをサポートします。

執筆者:プログラミング教育HALLOコラム編集部

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