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プログラミング教育とは?!目的やねらい、授業内容、学習する重要性などを徹底解説

公開日:2025.4.17

いまや小学校から高校まで、プログラミング教育が必修化されています。小学校は2020年、中学校は2021年、高校は2021年です。ご両親がIT関連の職に就いている方を除いて、多くの親御さんは学校での学びがどのようなものか気になることでしょう。それは、子どもたちの未来に深く関わっているからこそ、より一層の関心を寄せるのです。子どもとって、こうしたプログラミング教育がどのような役割を果たしてくれているのか、時代が求めるプログラミング教育の目的、事例などを見ていきたいと思います。

プログラミング教育とはいったいどういうこと?

そもそもプログラミング教育のスタートは、プログラミングの技術的な知識を学ぶことから始まります。それを知ることで、プログラミングが持つ論理的思考になじんでいき、その子にとって何が一番向いているかを探っていきます。なぜなら、子どもたちの発達には個人差があり、それぞれの特性に応じた能力を見極めることが重要な課題だからです。

プログラミング教育に関する文部科学省・教育機関の動き

プログラミング教育は、今後IT化がますます進んでいくことを前提に行われています。将来どんな職業に就いたとしても、コンピュータと向きあうことは避けて通れません。そのために、小学校から高校まで、段階を踏んで必修化されていきました。

文部科学省ではこれに伴って「小学校プログラミング教育の手引き」が2018年3月に作成されました。2018年11月には、プログラミング教育の実践に取り組む学校が増えてきたことで、第二版では、プログラミング教育のねらいを明確にすることと、指導例の追加を行いました。そして、2020年に改訂が行われた第三版では、総合的な学習の時間において、「プログラミングが社会でどう活用されているか」に焦点を当て、企業と連携しながら行う指導例の追加、プログラミングを体験する際、「探究的な学習の過程に適切に位置付くようにする」ことについての説明をするなど、段階を追って充実されて行っています。

プログラミング教育の学習例

小学校・中学校・高校で学ぶ、プログラミング教育の具体例は、後に紹介していきますが、例えば小学校では、最初はパソコンを使わずにプログラミングとはどういう仕組みを
もっていて、それが社会にどう生かされていくのかの学習を行います。
地域の企業と連携をとっているところも多く、その企業がどのようなモノづくりをしていて、それはどういう手順で行われているのかなどを子どもなりに予想したりします。その方法として、実際に見学に行き、企業で聞いた話をもとに、まとめていき、それを発表するというような授業が進められていきます。
中学校では、いよいよ情報活用能力をつけるため、社会でのコンピュータの役割や生活への影響などを学びます。それを元にしてパソコンを使って簡単なプログラミングの作成を行っていきます。
高校では、「情報Ⅰ」の科目が新たに作られました。そこでは情報の属性を判断してそれをいかに活用し、創造していったらいいのかの能力を育むことを目的に、コンピュータを活用した高度なプログラミングの知識を学んでいきます。プログラミング作成には、Python、JavaScript、VBA、Scratchといったプログラミング言語を学んでいきます。

プログラミング教育の重要性はどこにある?

プログラミング教育は、IT社会のいま、社会で生きていくために、非常に重要なスキルになっています。それは社会に出てから活用できるだけでなく、大学進学にもプログラミングの知識は必須になっていて、受験を目指す子どもたちにとって、大切な科目です。こうやって」小さい頃からプログラミングを学ぶことは、将来に大きなメリットをもたらすものとして大切なことになっています。

IT技術は今後も発展すると予想されている

今後、AIやIoTの技術はますます進化し、私たちの社会にますます役立つことが期待されています。そのため、子どもたちが将来社会に出る際には、あらゆる職業でコンピュータの活用が一般的になるでしょう。そのとき、コンピュータに関する知識や技術がなければ、十分にチャンスを活かしきれないかもしれません。

さらに、自分の考えを形にするためには、手順を踏んで論理的にまとめることが求められます。このようなプログラミング的思考力は、子どもたち自身の大きな強みとなるでしょう。

こうした内容に関して、さまざまな考えを展開している、こちらも合わせてご覧ください。「プログラミング教育のメリットとは?懸念点も踏まえどう学ばせる?」https://www.hallo.jp/fs/column/20230407/

IT人材不足に対応する必要がある

平成28年6月10日に経済産業省から発表された「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」によると、今後ITニーズの拡大によってIT市場規模は拡大していくものの、IT人材の規模は減少に向かうと予測され、2030年には最大79万人のIT人材が不足すると考えられています。2024年時点でも、40万人以上が不足していると考えられ、今後のITニーズ拡大によって、不足数はさらに拡大していきそうです。その拡大を少しでも減らすためには、IT人材を育てることが最大の目標となっています。

大学入試などの対策になる

大学入学共通テストで今年度(2025年1月)から、プログラミングの内容を含む「情報Ⅰ」が導入されることが決定しています。また、総合型選抜(AO入試)や推薦入試でも、プログラミングを評価項目とする大学や学部も登場しているので、大学進学を考えている場合、情報の科目への取り組みは必須になります。

試験は、プログラミングの知識のほか、数学的思考力や情報リテラシーなどになります。教科の性質から、タブレットやパソコンなどを使用して実施することが望ましいとされていますが、全国で受験する何十万人もの受験者分の準備をすることと機器トラブルが起こった場合などを考慮して、現状ではマークシート形式が予定されています。

職業選択の幅が広がる

IT人材の不足が問題視される中、プログラミングスキルを身につけることは、職業選択の幅を大きく広げる要素となります。プログラマーやシステムエンジニアなど、プログラミングを必要とする多様な職種が存在しますが、それぞれの分野によって求められるスキルも異なります。子どもの頃からプログラミングを学ぶことで、希望する職種に応じたスキルの習得がスムーズになり、知識や技術のレベルも向上します。このように、職業選択の幅が広がるだけでなく、企業が求める実力あるIT人材として就職活動にも有利になるでしょう。

創造力を養うことができる

ただ単にプログラミングを学ぶだけでは創造力を養うことはできませんが、プログラミングを通して、何をどうするかを学んでいくことで、創造力が育まれていきます。創造力を育むには、子どもが興味を持つことが大切です。パソコンでプログラミング言語を学ぶだけでは勉強と変わりなく、興味がなくなってしまう子どももいるので、プログラミング言語を使ってゲームを作ったり、ロボットを動かしたり、子どもが楽しんで取り組むことで、どうすれば思い通りに動かせるようになるのかという、創造力を働かせ、トライ&エラーを繰り返していく中で、結果にたどり着ける力がついていきます。

プログラミング教育の目的とは!

プログラミングは現代社会において非常に身近な存在であり、パソコンやスマートフォンだけでなく、家電製品にも広く利用されています。今後のIT化が進む中で、コンピュータを効果的に活用する力がなければ、快適な生活が難しくなっていくことは明らかです。このような背景を考慮すると、プログラミング教育は段階を追って基礎を学び、将来の実生活に役立つスキルを身につけることが重要であると言えます。

プログラミング的思考を身につける

プログラミング的思考というのは、自分の思い描いた通りにコンピュータを動かすことです。その際に、順序や組み合わせ、改善方法を論理的に考えることが必要になってきます。

例えば、料理ならメニューを考えて必要な材料を揃える、材料を切って炒めるなどした後、調味料を使って味つけをし、盛り付ける。このような手順を考えて作っていきます。このように目的とする料理を作るには、どういう作業を、どういう順番で、どんなものを使ったらいいかを考える必要があります。実は、プログラミングも同じ流れです。目的の動きをさせるには、どんなプログラミングを組んで、どのように組み合わせて動かしていくかを考えていきます。

料理も初めは失敗することが多いものです。プログラミングも一度で成功することはほとんどないので、トライ&エラーを繰り返していくことで、どう改善していけばいいかを考えていき、結果を出していきます。

プログラミング知識・技術を身につける

プログラミング教育は、小学校では、身近な制圧の中でコンピュータが活用されていることに気づき、問題を解決するためには必要な手順があるという、プログラミングの基礎を学びます。中学校では社会の中でのコンピュータの役割と影響を理解し、簡単なプログラムを作成できることを目標にしています。そして高校では、コンピュータの働きを理解して問題解決にコンピュータを活用できるようにすることを目標としています。こうして段階的にプログラミングの知識と技術を身につけていくことで、社会に出たときに、人に求められ役立つ人材を育成していくことが、プログラミング教育の目的でもあります。

他教科の学習理解を深める

小学校では、プログラミングの科目が設けられているのではなく、一般教科の中にプログラミングの要素が取り入れられています。これにより、物事の本質をとらえて読み解く読解力を向上させていきます。例えば、国語や数学、英語で長文問題があった場合、問題文の中から質問の意図を読み取って、答えを導き出すというように、知識や技術を活用して、課題を解決するための読解力が必要とされます。問題の本質を正しく理解して判断するためにも、プログラミング教育が必要だと考えられており、中学校・高校と進学するにつれ、小学校で学んだ基礎が活かされて行きます。

プログラミング教育を始めるタイミング

プログラミングを学ぶのに適した年齢は一概には言えませんが、子どもが興味を持ったときが、プログラミング教育を始める絶好のタイミングです。特に、3歳から5歳の子どもたちは、見たものや触れたものに対して強い好奇心を持ち、学んだことを自分の力に変える能力も高いです。この時期に、おもちゃで遊ぶ感覚でプログラミングに触れてみるのは、とても良い方法かもしれません。楽しみながら学ぶことで、創造力や論理的思考力が自然に育まれていくでしょう。

プログラミング教育の実施事例

プログラミング教育では、実際にどのような授業が取り入れられているのか、小学校・中学校・高校とそれぞれの事例を見てみましょう。

小学校の事例

小学校でのプログラミング教育は、楽しく学ぶことを最初の一歩としています。プログラミングとしての授業ではなく、各教科の授業で取り入れていくことで、基本的なプログラミングの概念を学んでいきます。具体例としては、簡単なゲームを作り、プログラミングとはどういうもので、どういう役割をしているのかをゲーム作りを通して学びます。また、算数の授業で図形を描く際にプログラミングを使って、1つの図形を作成し、それを組み合わせたりすることで、絵を描いていくというような授業を行っています。図形を作成するには、正しいプログラミングでコンピュータに指示を出さなければいけないので、図形の正しい表現の仕方も学んでいきます。また、図形や絵を簡単なプログラミングで動かしてアニメーションを作成するなどして、表現力も養っていきます。

中学校の事例

中学校では、プログラミング教育を通して、論理的思考や問題解決能力を養うことを目標としています。具体例として、ゲーム作りや生活を便利にする方法、授業で発表するための資料の作成などを実践していきます。ゲーム作りとしては、キャラクターに動きをつけるなどプログラミングの基礎を実践し、シミュレーションゲームで、社会の模擬体験をするなどして、プログラミングの理解を深めていきます。生活を便利にする方法としては、タイマーやTODOリストなどのアプリを考えて実際に作っていきます。発表するための資料の作成は、プレゼンテーション資料となり、プログラミングを使って動きを入れた資料作成を行っていきます。こうした学びを通して、論理的思考や問題解決能力を養っていき、同時に創造力を伸ばしてプログラミングの基本的な知識を身につけていくことができます。

高校の事例

高校のプログラミング教育では、「情報Ⅰ」の教科で学んでいきます。「情報Ⅰ」でのプログラミング教育は、学校生活を便利にするためのアプリ開発や地域社会でプログラミングがどのように貢献していけるのかなどを学んでいきます。例えば、学校生活を便利にするアプリ開発では、時間割の管理、部活動の記録、図書館の蔵書検索など、生徒と先生の連携が取れるようなアプリ制作を行っていきます。時間割の管理では効率的な勉強ができるようになったり、部活動の記録では、練習メニューや試合結果などから、チームの管理をしたりできるようになります。そして、地域社会での活用として地域で行われるイベントの情報、観光案内、防災情報などをまとめ、地域活性化や地域の安全などに役立つアプリ制作を考えていきます。このように、身近なテーマで学ぶ意欲を高めて、実際の社会で役立つような知識や技術を身につけていくことを目標としています。

子どものプログラミング教育ならプログラミング教育 HALLO

子どもが大きくなって、将来社会で活躍するためには、小さい頃からプログラミングに慣れておくことが大切です。プログラミング教育 HALLOでは、ゲーム感覚で遊んでいるような感覚でプログラミングを学び、子どもの考える力と読み解く力を身につけていきます。6歳~高校生までの受講が可能なので、それぞれの発達に応じたプログラミングを、教室に通うたくさんの友達と一緒に学んでいくことができます。また、塾や部活で忙しくて教室に通うのが難しくてもオンライン校での受講もできます。プログラミングに興味を持ったら、まずは無料体験から始めてみてください。

まとめ

今回はプログラミング教育について紹介しました、子どもが大人になった時、プログラミングは必要不可欠なスキルになっている可能性が高く、そのために小さい頃から触れることは、子どもにとってもメリットになります。現在プログラミングの資格取得を勧めている企業もあることから、プログラミングを身につけるのに遅いということはありません。しかし、早いうちから始めていることで、たくさんのメリットがあるので、子どもが興味を持った時が学び時と考えて、子どもが楽しく取り組めることから始めていきましょう。

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