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プログラミング教育のメリットとは?懸念点も踏まえどう学ばせる?

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プログラミング教育のメリットとは?懸念点も踏まえどう学ばせる?

公開日:2023/04/07
更新日:2023/04/07

小学校でもプログラミング教育は2020年から必修になりました。子どもたちにとってプログラミング学習は身近になってきましたが、まだ幼いのに必要なのか懐疑的な保護者の方もいるでしょう。新しい分野だからこそ、現状に問題点がないのか心配になるかもしれません。そこで本記事では、まずプログラミング教育のメリットや懸念点を紹介し、それらを踏まえて学校以外で学べる方法について解説します。

1.プログラム教育はなぜ導入された?

最初に、プログラミング教育が導入された目的を把握しておきましょう。文部科学省は「小学校プログラミング教育の手引」を公開しており、そこではプログラミング教育のねらいが分類されています。「プログラミング的思考を育むこと」「コンピューター等の活用で社会貢献しようとする態度の育成」「各教科等の学びについて確実性を上げること」という趣旨の3点です。また、「プログラミング的思考」とは、目標達成に向けて論理的に考えながら実行していく力を指します。その過程で必要な事柄をピックアップし、効果的に組み合わせる順番についても検討するのです。

この力はプログラミングに特化したものではありません。どのような職業でも求められるため、将来に備えて子どもの頃から伸ばすことが重視されるようになりました。

2.プログラミング教育のメリット

プログラミング教育を受けることには多くのメリットがあります。以下に挙げる5点は、そのなかでも特に魅力的なものです。それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

2-1.プログラミング的思考が身につく

プログラミング的思考の土台は「組み合わせて考える能力」「分解して考える能力」という対の要素です。そこに「抽象化する能力」「シミュレーション能力」「物事を一般化する能力」を加えた5つの要素で構成されています。また、意図した動作をコンピューターに実行させたいなら、それに適した順序で命令しなければなりません。動作の組み合わせは多岐にわたるため、必然的に命令のパターンも膨大な数になりやすいです。よって、やみくもに試すだけでは、いつまでも効率的なプログラムを作れない可能性があります。

一方、プログラミング学習では、無駄なく意図どおりに実行できる方法を選んで、効率的に作り上げるトレーニングを繰り返します。これによってプログラミング的思考が習慣化し、上記の要素をしっかり習得できることは魅力的なメリットです。

2-2.問題解決能力が身につく

プログラミングをしても、初めから想定どおりに動くことは多くありません。たいていは何らかの失敗をしており、実行しても途中で停止してしまいます。そこで必要になるのが失敗した原因を探ることです。原因を突き止めたら、どのようにすれば改善できるのか検討します。そのうえでプログラムを修正する一連の作業が、デバッグと呼ばれる処置です。意図した動作を実現できるまで、常にこのスタンスで進めることが基本となっています。

改善案を導き出したからといって、すぐに成功するとは限りません。それでもプログラムがうまく動作しなければ、再び失敗の原因を検証することになるのです。こうしてデバッグを継続して、トライアンドエラーを繰り返しているうちに、問題解決能力が自然と身についていきます。

2-3.想像力・創造力が身につく

何を作りたいのか考えることが、プログラミングの第一歩です。その構想をもとに好きなように作成し、さらにアレンジを繰り返すことで、想像力が着実に養われていきます。架空の街やゲーム等、子どもたちが作りたくなる題材はたくさんあり、実際に動かしてみたいならチャレンジが可能です。また、いったん完成しても満足せず、クオリティアップを目指して作り込んでいきます。理想を追求するにあたり、創意工夫や試行錯誤を何度も行うため、想像力と創造力がどちらも身につきやすいです。

プログラミング教育では、イメージして作りたいと感じたものを自分の努力で実現していきます。この体験で知った楽しさこそが、より豊かな想像力と創造力を生み出す原動力になるのです。

2-4.他教科の理解が進む

小学校では、算数や国語といった既存の教科でも、授業にプログラミングが取り入れられています。たとえば、正多角形をプログラミングで描くという項目が、算数の学習指導要領に盛り込まれているのです。実行させたい命令を正確に伝えなければ、コンピューターは想定どおりに動いてくれません。そのため、正多角形を構成する要素を理解し、各要素の特徴もしっかり把握する必要があります。これらが不十分なままだと、プログラミング以前の問題として、どのような命令が必要なのかイメージすることすら困難です。正しく描くための命令を試行錯誤するにあたり、正多角形の性質が理解できるようになっていきます。

なお、こうして図形に関する知識が増えると、正多角形以外も描けるようになります。まだ学習していない他の図形も、プログラミングなら手書きより簡単に作成が可能です。

2-5.将来の仕事の幅が広がる

ICT化は世界的に進んでおり、プログラミングの知識が活かされるのは、もはやエンジニアの領域だけではありません。さまざまな分野で必要となっており、2030年にはICT人材が40万~80万人ほど足りなくなるという見通しです。つまり、プログラミングが可能な人材のニーズは、将来的に高まっていくと判断できます。また、基本的にプログラミング言語のベースは英語です。よって、英語を習得していれば、プログラミング言語も理解しやすくなります。

両方をマスターした人は、プログラミング環境が整っているところなら、国内外を問わず自由に働けるでしょう。大人になってプログラミングをする機会がなくても、プログラミング的思考やITスキルは仕事に欠かせません。したがって、どのような職種に就いても、プログラミング教育の成果を活かせる可能性が高いです。

3.プログラミング教育の懸念点

プログラミング教育には前述のようなメリットがあり、将来的に役立つ考え方を身につけられます。一方、以下に挙げるような懸念点もあるので、それらを事前に知っておくことも大事です。

3-1.手書きする機会が減る

体の末端も神経で脳につながっているため、手や指を動かすと脳が刺激を受けて活性化するといわれています。それによって記憶が定着しやすくなるという恩恵もあるのです。従来の授業では、教師による板書の内容をノートに書き写すスタイルが当たり前でした。この他にも、コンパスや分度器を使って図形を描く等、頻繁に手書きをしていたのが実情です。プログラミング教育の導入によってパソコンやタブレットの使用が増えると、その分だけ手書きの機会が失われてしまいます。よって、子どもによっては学習効率がダウンする可能性もあるでしょう。

しかし、対策の手段はいくらでもあるので、過剰に心配する必要はありません。たとえば、家の手伝いや家庭学習において、なるべく手先を使わせるように工夫することも有効です。

3-2.他教科の勉強時間が減る

子どもたちが使える時間は限られているため、プログラミングを学んでいると、他教科の勉強量が減るのではないかと懸念されています。この件に関しては誤解をしている人が多いので注意しましょう。小学校のプログラミング教育は、専用の科目として追加されたわけではありません。あくまでも、他教科の授業の一環としてプログラミングによる学習も取り入れられました。つまり、他教科で教わる内容自体は減っていないということです。

ただし、これまでと指導方法が変わることは確かであり、それを踏まえて教える側は対応が必要です。取り入れ方に規定は設けられていないため、教師や小学校の方針によっては、授業のスピードに影響が出る可能性はあります。スピードが速くなった場合は、授業についていけるように予習や復習でフォローすることが望ましいです。

3-3.集中力が欠如する

子どもにとってパソコンやタブレット、スマートフォンといった端末は、必ずしも勉強だけのアイテムという認識ではありません。普段これらの機器を遊びに使っているなら、プログラミング教育の間もそうしたいと思うことは十分にありえます。まだプログラミング教育以外で利用したことがない場合でも、ゲームのような娯楽を楽しめると知れば、学習中にそのような使い方をするかもしれません。いずれにせよ、授業への集中力を欠いてしまうケースがあります。

この懸念点については、教師が子どもたち一人ひとりに目を配り、声かけを増やすことで対策が可能です。また、子どもが夢中になる題材を使って教えることも効果を期待できます。

3-4.インターネット上でのトラブルが増える

パソコンやタブレットを使えると、インターネットへの接続も簡単にできるようになります。その機会が増えることで、インターネット特有のさまざまな危険に遭遇する可能性もあるのです。たとえば、怪しいサイトを開くといった定番のトラブルだけでなく、増加しているSNS上のいじめに巻き込まれるような懸念もあります。大人でもインターネットの使用中に困った状況に陥ることは珍しくありません。一般的に、子どもは大人よりITリテラシーが不足しているので、さらにリスクが大きくなります。

ICTの教育が進んでいる学校では、貸与する端末にアクセス制限をかける等、すでに対策済みであるケースも多いです。だからといって安心するのではなく、家庭学習では保護者が十分に警戒しなければなりません。

4.プログラミング教育環境の課題

すでに小学校からのプログラミング教育は必修化されましたが、やや先走りといえる状況になっています。なぜなら、多くの現場ではまだ教育環境が万全ではないからです。どのような課題があるのか具体的に見ていきましょう。

4-1.ICT環境が整っていない

ICT環境を整えるには膨大な費用がかかります。生徒全員に1台ずつ端末が行き渡るように整備を進めている段階です。人数分を用意するだけでなく、無線LANの設備や各種ソフトの導入も必要になります。そのため、コストや手間の関係で整備が遅れてしまい、まだICT環境が不十分な学校も少なくありません。また、子どもが端末を使うようになると、インターネット上のトラブルや端末の紛失をはじめとして、さまざまなリスクが想定されます。これらの対策が必須となっており、セキュリティ面をしっかり管理しなければなりません。そのしわ寄せが教師にきており、業務の負担がさらに増えることになりました。

4-2.教師の知識不足

プログラミング教育を担当する教師が、元からプログラミングの知識を持っている場合もあります。しかし、そのケースは多くないため、教師のスキル不足が課題として注目されている状況です。文部科学省の発表によると、2020年5月の時点で高校の情報科担当教員は約5000人いました。そして、そのうち臨時免許状の取得者や、情報以外の教科の免許だけを保有する教員が約1200人もいたのです。このように人材が不足している状況なので、採用基準の見直しも含めて対策が進められています。授業の例を紹介したり、プログラミング教育関連の資料を配布したりする等、現場に対する支援も行われるようになりました。

5.安全に効率よくプログラミング教育を行うには?

プログラミング教育の前提として、保護者が十分に必要性を理解することが挙げられます。同様に子どもの主体性も重要であり、積極的に進めようとする意欲が欠かせません。ただし、主体性や意欲が申し分なくても、学校のプログラミング教育だけで、すべてをカバーするのは困難となっています。子どもの習熟を促進するには、家庭における以下のような学習も大切です。

5-1.知育玩具やゲームを利用する

知育玩具にはプログラミング的思考を促すような仕組みがあり、組み立てたり遊んだりする遊びによって習熟が早まります。小学生になる前に、自分で考える力を育んでおけば、入学後のプログラミング教育を抵抗なく受けられるでしょう。インターネットを使用できるぐらい成長したら、ビジュアル言語による学習を始めるのが得策です。ビジュアル言語とは、命令のコードを書くのではなく、線やブロックを使って視覚的に指示を出すものです。無料で使えるアプリやwebサイトがインターネット上にたくさんあります。

小学校のプログラミング教育で設定されている目的は、あくまでも考え方を学ぶことです。上記のような手段で、実際にプログラミングを体験する機会があると、より興味を持って取り組めるようになります。

5-2.プログラミング教室に通う

さまざまなプログラミング学習用の教材が販売されています。しかし、それらを子どもに与えても、家庭ではうまく学べないケースもあるでしょう。保護者にプログラミングの経験や知識がないと、質問されても正確に教えてあげられません。解決できない点が多くなるほど、子どものモチベーションは低下しやすくなります。また、自主的に勉強することが苦手なら、やはりプログラミング学習も進めにくいのが実情です。プログラミング教室に通えば、これらの問題をすべて解決できる見込みがあります。

なぜなら、専門知識を持つスタッフが寄り添って、理解できるまで丁寧に指導するからです。セキュリティ面のリスクに関しても十分に対策されているので、安全な状態でしっかり取り組めます。また、友だちと楽しみながら上達できるため、モチベーションの維持も難しくありません。

「プログラミング教育 HALLO」で楽しくプログラミングを学ぼう!

どのような職種でもプログラミング的思考は有効なので、プログラミングは将来必ず役に立つ技能といえます。学校教育を通じて、ある程度の興味を持った子どもは、プログラミング教室でも習うのがおすすめです。「プログラミング教育 HALLO」の豊富なカリキュラムは、子どもでも挫折せず楽しんで学べるように工夫されています。年齢やレベルごとに個別最適化したレッスンを受けられるので、無料体験授業を気軽に申し込んでみてください。

執筆者:プログラミング教育HALLOコラム編集部

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