【2025年】小学生のなりたい職業ランキングTOP10を男女別にご紹介!
公開日:2025.10.7

小学生は将来、どのような職業に憧れているのでしょうか。今回は、第一生命保険株式会社が2025年3月11日に発表した第36回「大人になったらなりたいもの」調査の結果をもとに、小学生が目指している職業についてご紹介します。子どもたちの夢は、成長するにつれて変わることもあります。しかし、その変化の中で自分の興味や可能性を広げていくことが大切です。夢を育てるヒントとして、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
1.【2025年】小学生のなりたい職業ランキングTOP10
第一生命が実施した第36回「大人になったらなりたいもの」アンケートによると、2025年の小学生男子で最も人気が高かった職業はサッカー選手でした。2位はゲーム制作に関わる仕事、3位は警察官となっています。一方、女子では1位が芸能人・歌手・モデル、2位が漫画家やアニメ関連の仕事、3位が看護師でした。このように、男女を問わず、ゲーム制作や芸能、スポーツ、医療など、さまざまな職業が子どもたちの間で人気を集めていることがわかります。
- 小学生の部
小学生男子 | 小学生女子 | |
1位 | 会社員 | パティシエ |
2位 | YouTuber/動画投稿者 | 会社員 |
3位 | 野球選手 | 漫画家/イラストレーター |
4位 | サッカー選手 | 医師 |
5位 | ゲームクリエイター | 歌手/アイドル |
6位 | 公務員 | 看護師 |
7位 | 警察官 | 教師/教員 |
8位 | 運転士/ドライバー | 美容師/ヘアメイクアーティスト |
9位 | ITエンジニア/プログラマー | 公務員/料理人/シェフ |
10位 | 医師/建築士 |
出典:第一生命 第36回『大人になったらなりたいもの』アンケート
https://www.dai-ichi-life.co.jp/company/news/pdf/2024_059.pdf
1-1.小学生女子のなりたい職業ランキング
小学生女子のなりたい職業は、芸能人や歌手、漫画家、看護師など、多様な分野で夢を持つ傾向が見られます。
【1位:パティシエ】
パティシエは、ケーキやお菓子を作る仕事です。色とりどりのスイーツを作る楽しさや、見た目の美しさが子どもたちに人気の理由となっています。また、自分で作ったお菓子をみんなに喜んでもらえることも、この仕事の大きな魅力の一つです。さらに、テレビや動画でお菓子作りを楽しむパティシエの姿を見て、憧れる子どもが多いことも人気の理由です。特に甘いものが好きな女の子に人気があり、手先の器用さや創造力を活かせる仕事でもあります。
【2位:会社員】
会社員とは、民間の企業や組織に雇われて働く人のことを指します。仕事内容は事務、営業、技術、企画などさまざまで、企業によって働く環境も異なります。そのため、自分の興味や得意な分野に合わせて仕事を選びやすいのが特徴です。また、多くの会社員は決まった時間に働くため、プライベートの時間も取りやすい働き方といえます。さらに、安定した給与や社会的な保障があることも会社員が人気の理由です。身近な大人の多くが会社員であるため、子どもにとっても将来の姿を想像しやすい職業といえるでしょう。
【3位:漫画家/イラストレーター】
漫画家やイラストレーターは、自分が描いた絵や物語で多くの人を楽しませる、創造的な仕事です。子どもたちは普段から漫画やアニメに親しんでいるため、自分もいつか作品を作ってみたいと強く憧れます。自分の想像力や表現力を活かせることが、この仕事の大きな魅力です。また、好きなキャラクターを描いたり、ストーリーを考えたりする楽しさも、人気の理由の一つです。さらに、自由な発想で仕事ができる点も、多くの人に支持されています。
【4位:医師】
医師は、病気やけがを治す仕事をしており、多くの人から尊敬される職業です。子どもたちのなかには、人の役に立ちたいという思いから医師を目指す人が多くいます。また、健康や命を守ることの大切さを学びながら、医師に憧れを抱くようになります。さらに、テレビドラマや学校での健康教育を通して、医師の存在を身近に感じることも影響しています。困っている人を助ける優しさや強い責任感が、医師という職業の大きな魅力です。
【5位:歌手/アイドル】
歌手やアイドルは、歌やダンスを通じて多くの人に楽しさを届けるエンターテイナーです。彼らはテレビやコンサート、インターネットなど、さまざまな場所で活躍しています。音楽や表現力によって人々に感動や元気を与えられることや、自分の個性を輝かせられる点が大きな魅力です。また、華やかな姿を見て「自分も注目されたい」と憧れる人が多いことも、人気の理由の一つです。さらに、好きなことを通じて人を喜ばせたり、ファンからの応援を直接感じたりできる喜びが、多くの人の心を引きつけています。
【6位:看護師】
看護師は、病気の人の世話をしたり、医師のサポートをしたりする仕事です。この職業は人の役に立つため、子どもたちからの信頼も厚く、優しさや思いやりが求められます。そのため、看護師に憧れる子どもも多くいます。また、病院や学校で働く看護師の姿は身近に感じられ、命を支える大切な仕事であることがよくわかります。こうした理由から、看護師を目指す子どもが増えており、特に女性に人気のある職業の一つとなっています。
【7位:教師/教員】
小中学校で、子どもたちの学習や人としての成長を支える専門的な仕事です。後輩たちの力になりたいという思いが、この職業を目指すきっかけになります。また、生徒一人ひとりの成長をすぐそばで見守り、その人生に深く関われることに、大きなやりがいを感じられる点も魅力です。さらに、日々の学校生活の中心にいる身近な大人として生徒から尊敬されることや、安定した身分や待遇が保障されていることも、この仕事が人気を集める理由となっています。
【7位:美容師/ヘアメイクアーティスト】
美容師やヘアメイクアーティストは、人の髪をきれいに整えたり、メイクをしたりして、その人の魅力を引き出す仕事です。おしゃれが好きな子どもたちに人気があり、人をきれいに変身させる楽しさが憧れの理由となっています。また、雑誌やテレビで活躍する美容師の姿に憧れたり、友達の髪をアレンジしたりすることが楽しくて目指す子も多いです。さらに、この仕事ではコミュニケーション力もとても大切です。
【9位:公務員】
公務員は、国や自治体の役所、警察、消防、学校などで働く人たちのことを指します。仕事内容は、事務や福祉、治安の維持、地域サービスなど幅広く、多岐にわたります。社会全体の秩序を守ったり、福祉の向上に貢献したりできる点が大きな特徴です。また、収入や雇用が安定しており、福利厚生も充実しているため、多くの人に人気があります。さらに、警察官や消防士、市役所職員など、さまざまな職種があるので、自分の興味や適性に合わせて働くことができます。地域に密着した仕事が多いため、やりがいを感じやすく、将来への安心感も得やすい職業といえるでしょう。
【9位:料理人/シェフ】
料理人やシェフは、レストランやホテルでおいしい料理を作る仕事です。食べることが好きな子どもや、家族に料理をふるまうのが好きな子にとても人気があります。また、見た目も味も楽しめる料理を自分で考えて作ることに大きな喜びを感じられます。最近では、テレビ番組や動画を通じて料理の楽しさを知る機会が増えていることも、人気の理由の一つです。料理人には創造力と技術の両方が必要であり、やりがいのある職業だといえるでしょう。
1-2.小学生男子のなりたい職業ランキング
小学生男子では、スポーツ選手が根強い人気ですが、近年ではインターネットやIT関連の職業を目指す子どもも多くなってきています。
【1位:会社員】
会社員は、多くの人にとってとても身近な職業です。最近では、働き方改革やテレワークの普及により、会社員の働き方も大きく変わってきました。例えば、自分の生活に合わせて働ける柔軟なスタイルが増えています。こうした変化に魅力を感じる子どもも増えているようです。さらに、会社員はスキルを高めたり経験を重ねたりすることでより大きな役割を任されたり、新しい分野に挑戦したりするチャンスが広がります。そのため、将来の安定を重視したい人や、さまざまな分野で活躍してみたい人にとって、会社員はぴったりの職業だといえるでしょう。
【2位:Youtuber/動画投稿者】
YouTuberや動画クリエイターは、自分で作った動画をインターネット上に公開し、視聴回数や広告収入によってお金を得る仕事です。例えば、料理やゲーム、旅行など、自分の好きなことをテーマにできるため、趣味や得意分野をそのまま仕事にできるという魅力があります。また、人気が出ると世界中にファンができたり、企業とコラボレーションしたり、イベントに招かれるなど、活躍の場がどんどん広がる可能性もあります。一方で、定期的に新しい動画を作り続けたり、視聴者の期待に応えたりするのは簡単ではありません。さらに、同じような活動をしている人も多いため、他の人と差をつけるための工夫や独自の発信方法が必要になります。
【3位:野球選手】
野球選手は、プロのリーグや企業チームで活躍し、多くのファンを魅了する仕事です。しかし、グラウンドで輝く姿の裏側には、毎日の地道な練習や厳しい食事制限、体づくりなど、目に見えない努力が欠かせません。野球では技術だけでなく、試合の流れを読む頭の良さや、仲間との強い絆もとても大切です。プロ選手になると、経済的に恵まれたり注目を集めたりすることもありますが、結果がすべての世界なので、ケガや不調に悩むことも少なくありません。
【4位:サッカー選手】
サッカー選手とは、プロやアマチュアのサッカーチームに所属し、ゴールを目指してプレーするスポーツ選手のことです。この職業では、チームワークと個人の技術の両方が必要とされます。また、サッカーは世界中で人気のあるスポーツの一つです。サッカーが人気の理由の一つは、国内外で活躍するスター選手に憧れる子どもが多いことです。さらに、ボールを蹴って走る楽しさや、試合中の緊張感、そしてチームメイトとの絆も大きな魅力となっています。特に、世界大会などの大きな試合は多くの人の注目を集めるため、サッカー選手は夢を持ちやすい職業だといえるでしょう。
【5位:ゲームクリエイター】
ゲームクリエイターは、コンピューターゲームの企画や開発、デザインなどを担当する仕事です。この職業には、プログラミングやグラフィック制作、ストーリー作成といった幅広いスキルが求められます。そのため、創造力や技術力を存分に発揮できる点が特徴です。
ゲームクリエイターが人気の理由の一つは、「自分が遊びたいゲームを作りたい」という夢を持つ子どもが多いことにあります。ゲームが好きな子どもにとっては、楽しみながら学び、将来の仕事にもつながるため、とても魅力的に感じられるのでしょう。さらに、新しいアイデアで多くの人を楽しませることができるという喜びも、この仕事の大きな魅力です。
【6位:公務員】
公務員は、国や地方自治体の組織で働き、社会の安定や発展を支える仕事です。行政事務、福祉、教育、防災など、さまざまな分野で住民の生活を支えています。また、景気の影響を受けにくい安定した雇用や、福利厚生が充実している点も大きな魅力です。しかし、公務員の本質は「人々の生活を守る使命感」にあります。例えば、災害時の対応や地域の課題解決など、現場で社会と直接向き合う場面も多く、責任感や公平な判断力が必要とされます。地域や国の未来に貢献したいという強い思いを持つ人に、ぴったりの職業だといえるでしょう。
【7位:警察官】
警察官は、地域の安全を守るためにさまざまな仕事を担っています。例えば、犯罪を未然に防いだり、事件の捜査をおこなったり、交通ルールを守るよう指導したりします。また、災害が起きたときには救助活動にも参加します。このように、警察官の役割はとても幅広いです。警察官には、体力や冷静に判断する力が必要です。さらに、困っている人を助けるための行動力や、強い心も大切になります。日々のパトロールや市民からの相談に対応することで、地域の人たちと信頼関係を築きながら、安心して暮らせる街づくりに貢献しています。ときには危険な場面に直面することもありますが、人々を守るやりがいや使命感はとても大きく、誇りを持てる仕事です。
【8位:運転士/ドライバー】
運転士やドライバーは、鉄道やバス、トラック、タクシーなどの乗り物を運転し、人や荷物を安全かつ正確に目的地まで届ける仕事です。特に、乗客の安全や時間を守ることが最も大切であり、そのためには高い集中力と強い責任感が求められます。また、長距離の運転や夜勤など、体力的に大変な面もありますが、その分だけ大きなやりがいを感じられる仕事でもあります。実際に、利用者から直接「ありがとう」と感謝されることも多いです。このように、運転士やドライバーはインフラを支える大切な存在であり、地域や経済活動を陰で支える役割を担っています。
【9位:ITエンジニア】
私たちが普段何気なく使っているスマートフォンのアプリや、インターネットの便利なサービス。その裏側では、ITエンジニアが快適で安全な仕組みを作り上げています。彼らはプログラミングを使ってアイデアを形にしたり、インターネットがスムーズにつながるように仕組みを整えたり、大切な情報を守るためのセキュリティを強化したりと、デジタル社会を支える専門家です。また、IT技術はとても速いスピードで進歩しており、新しい技術が次々と生まれています。そのため、ITエンジニアには常に学び続ける探求心が必要です。社会全体のデジタル化を進め、私たちの暮らしをより豊かにするために、ITエンジニアの仕事は今や欠かせないものとなっています。
【10位:医師】
医師は、病気やけがの診断や治療をおこない、人々の健康を守る仕事です。診療科ごとに専門分野が分かれており、外科手術や内科の診療、小児や高齢者のケアなど、さまざまな分野があります。患者の命を預かるという大きな責任があるため、日々の勉強や緊急時への備えがとても大切です。しかし、患者が元気になっていく様子を見たり、感謝の言葉をもらったりすることは、大きなやりがいにつながります。最近では、チームで協力して治療にあたる「チーム医療」や、病気を未然に防ぐ「予防医療」の重要性も高まっています。また、地域医療や海外での医療支援など、医師が活躍できる場も広がっています。
【10位:建築士】
建築士は、建物の設計や工事の管理を担当する専門職です。安全で快適な住まいや施設を作るために、デザインや技術の知識を活かしながら、環境や法律にも気を配って計画を進めます。そのため、創造力と責任感の両方が必要とされます。この仕事が人気なのは、自分が設計した建物が実際に形になり、街や人々の生活に役立つという大きな喜びを感じられるからです。また、ものづくりやデザインに興味がある子どもにとっては、将来の夢を具体的に思い描きやすい職業だといえるでしょう。
2.将来の夢は変わってもいい?大切なのは”考える力”
子どもたちの「将来の夢」は、成長するにつれて自然と変わっていくものです。東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所がおこなった10年間の追跡調査によると、小学5年生のときと高校2年生のときで、同じ職業を希望し続けた子どもは全体の35%しかいませんでした。つまり、多くの子どもは夢が途中で変わっていることがわかります。
このように夢が変わるのは、子どもたちが好奇心や興味を深めていく過程の一部です。そのため、無理に夢を「決めてしまう」必要はありません。むしろ、自分が何に関心を持っているのかをじっくり考え、進路や学びについて自分なりに考える力を育てることがとても大切です。実際、調査でも進路について深く考えた経験がある子どもは、勉強への意欲や自分から学ぼうとする姿勢が高いことが示されています。
将来の夢は変わっても大丈夫です。その過程で自分自身と向き合い、さまざまな選択肢を広げる力を身につけることこそが、子どもたちの成長にとって最も大切なことなのです。
3.どの分野でも役立つ!プログラミング的思考とは?
「プログラミング的思考」と聞くと、少し難しそうに感じるかもしれません。しかし、これはプログラミングの技術そのものではなく、「目標を達成するために、最適な手順を論理的に考える力」のことを指します。例えば、大きな問題を解決したいときには、まずその問題を扱いやすい小さな課題に分けます。そして、それぞれの課題をどうやってクリアするかを考え、似ている作業は一つのパターンとしてまとめて効率化します。さらに、それらの課題を最も効果的な順番で組み合わせて、ゴールを目指すという考え方です。
この思考法は、例えば日常生活で料理の段取りを考えるときや、仕事で新しい企画を立てるときなど、さまざまな場面で役立ちます。複雑なことをシンプルに整理し、ゴールから逆算して「今、何をすべきか」を順序立てて考えられるようになるため、どんな分野でも的確に問題を解決できる力が身につきます。
関連リンク:https://www.hallo.jp/column/post-329/
4.子どものプログラミング学習なら、プログラミング教育 HALLO
プログラミング教育 HALLOは、年長から中学生を対象とした本格的なプログラミング教室です。独自に開発した教材「Playgram」を使い、ビジュアルからブロック、そしてテキストコーディングへと、無理なくステップアップできるカリキュラムを用意しています。学習はゲーム感覚で進められるステージクリア型なので、初心者でも楽しく取り組め、自然と実用的なコーディング力が身につきます。
また、カリキュラムにはAIの仕組みや暗号化、IoTなどの高度な内容も含まれており、自分のペースで学習を進めることができます。これにより、将来の進路選択にも柔軟に対応できる力が養われます。
学習スタイルは、週1回の教室またはオンラインレッスン、毎日15分の自宅学習、そして月1回の発表会で構成されています。こうした仕組みによって、小さな成功体験を積み重ねながら学習習慣を身につけることができます。さらに、発表会で自分の作品を紹介することで、表現力や自信も育まれます。
加えて、学習管理システムを活用して理解度を見える化し、コーチが一人ひとりに合わせた個別最適レッスンをおこなっています。
このようなサポート体制とカリキュラムにより、プログラミングスキルだけでなく、論理的思考力や問題解決力、表現力、プレゼンテーション力も育てます。プログラミング教育 HALLOは、子どもたちの学びの土台を広げ、未来の可能性を大きく広げるサポートをしています。
5.まとめ
小学生がなりたい職業ランキングには、Youtuberやゲームクリエイターといったデジタル時代ならではの仕事から、会社員や医師といった昔から人気のある職業まで、さまざまな夢がランクインしています。しかし、子どもたちにとって大切なのは「何になるか」という結果だけではありません。将来の夢は成長するにつれて変わることも多いものです。その変化のなかで、自分の興味と向き合い、「どうすれば夢を実現できるだろう?」と考える経験こそが、学ぶ意欲や問題を解決する力を育てていきます。
また、これからの時代には、どの分野でも役立つ「プログラミング的思考」も重要です。子どもたちの好奇心を大切にし、未来を切り拓く力を育てていくことが、これからますます求められるでしょう。