プログラミングが面白いと感じるのはどんな時?楽しく学ぶ方法も解説
公開日:2025.5.21

スマートフォンやタブレットなどのデジタル機器、アプリなどが当たり前になった現代、子どもたちにもその影響が及び、プログラミングがより身近なものとして捉えられるようになってきました。
こうした流れの中で、2020年からは小学校でプログラミング教育が必修化され、授業や習いごとで学ぶ機会も増えています。そのせいか、子どもたちのプログラミングに対する人気も上昇傾向で、ゲームづくりやロボット操作を通じて学べる体験型のイベント、Scratchやマイクラ(Minecraft)などを使った遊びと学びがつながった場面で多くの関心が集まっています。
この記事では、子どもがプログラミングを面白いと感じる瞬間や、逆につまらないと感じてしまう理由、そして長く楽しく学ぶためのコツをわかりやすく紹介していきます。
この記事の目次
プログラミングが面白いと感じるのはどんな時?
子どもがプログラミングを面白いと感じる瞬間は、人それぞれかもしれませんが、自分でコードを書けるようになったときや、エラーを自分の力で直せたときの達成感から感じることが多いようです。その達成感は、困難を乗り切ったという感覚に似ているかもしれません。そんな成功体験が、学びを続ける大きな原動力になります。ぜひ、そんな成功体験をたくさん積ませてあげてください。
コードが書けるようになったとき
最初は難しそうに見えたプログラムも、少しずつ自分の手で書けるようになると、大きな自信に変わっていきます。その自信は喜びに変わり、もっと学びたい、もっと知りたいという願望が出てきます。
さらに自分の操作で「キャラクターが走り回る」「ボタンを押すと色が変わる」といった仕組みが作れるようになると、子どもは自分で動かせた感覚を覚え、それだけでなく、自分が作ったという達成感を味わうことができます。
最初はただの記号の羅列にしか見えなかったコードは意味を持ち、実際に動きとして画面に表れることで、プログラミングの楽しさを徐々に実感できるようになっていきます。こうした成功体験が、学び続けるモチベーションを育ててくれます。
エラーを自分で解決できたとき
プログラミングにはエラーがつきものです。初めのうちは「面倒だな」と感じることもありますが、自分の力で原因を見つけて直せたときの達成感は格別です。
「どこが間違っていたのか」「どうすれば正しく動くのか」を考える作業は、まるで謎解きのよう。試行錯誤を繰り返しながら原因を突き止め、正しく動かせたときには、理解できた喜びとともに、プログラミングの面白さが一層実感できます。
失敗と成功を繰り返すこの経験は、単にスキルを高めるだけでなく、考える力や粘り強さも育んでくれます。子どもにとっては、まさに成長のチャンスとなる貴重なプロセスです。
プログラムを完成させたとき
自分で作ったゲームで友人たちと一緒に遊べる楽しさは例えようがないほど嬉しいものです。しかもそれがキャラクターの入ったアニメーションだったら、そのキャラクターに愛情も生まれ、楽しさが倍増します。このような体験は、努力すればできるという自信へとつながります。そして、次はもっとこんなことをやってみたいという意欲が自然と生まれ、学びを続ける原動力にもなります。プログラムが動いた瞬間は、子どもにとってまさに小さな奇跡のような感動の時間かもしれません。
自分のアイデアを思い通りに形にできたとき
自分の頭の中にあるイメージをプログラムとして形にできたとき、子どもは創造する楽しさに気づきます。好きなキャラクターを使ってストーリーを動かしたり、オリジナルのゲームを作ったり、自由な発想を表現できるのがプログラミングの魅力です。学校の勉強ではなかなか体験できない、自分のアイデアがそのまま形になっていく過程は、子どもの想像力や意欲を大きく育ててくれます。
自分の作ったものが使われたとき
プログラミングの楽しさは作品を作るだけでなく、誰かと共有することでさらに広がります。子どもが自分で作ったゲームを家族にプレイしてもらったときや「難しい」「面白い」などと感想言いながら何度も繰り返し遊んでもらえると、子どもは自分の作ったもので楽しんでもらえたという大きな喜びを感じます。友だち同士で作品を見せ合うことも良い刺激になります。周りの人のリアクションがあってこそ、自己表現の喜びや人とのつながりを実感できる大切な経験になります。
プログラミングが面白くない瞬間やその理由は?
プログラミングは楽しいだけでなく、時には「難しい」「面白くない」と感じることもあります。特に始めたばかりの頃は、思ったように動かないコードに戸惑ったり、エラーの原因がわからず悩んだりする場面も多く見られます。また、覚えることも多くなってくると、さらに悩んでしまい、気持ちが折れてしまうことも少なくありません。
完成するまでの過程に時間がかかるため、地道な作業が続くと飽きてしまうこともあるでしょう。しかし、こうした壁を乗り越えた先にこそ、達成感や楽しさが待っていることを伝え、つまずく場面をうまく乗り越えるサポートをしてあげてください。
プログラミングを学ぶメリットや魅力
プログラミングを学ぶことには、子どもにとってたくさんの魅力があります。IT化が進化し続けている現在、子どもが大きくなった時にはさらなる進化が予想されています。そんな社会でプログラミングの知識は必須のスキルになっていると考えられます。では、子どもがプログラミングを身に付けることはどのようなメリットや魅力があるのかを具体的に紹介します。
開発に携われる
プログラミングを学ぶと、将来アプリやゲーム、Webサイトなどの開発に携わることができます。自分が作ったものが実際に動いて、誰かに使ってもらえる喜びは、ものづくりの楽しさや達成感を教えてくれます。さらに、将来はチームで開発に参加しながら、コミュニケーション力や協調性も身につけていけます。こうした経験は、ITやクリエイティブな仕事に進むうえでの大きな力となり、学びを続ける原動力にもつながります。
いつでも、どこでも学習できる
プログラミングは、インターネット環境があれば自宅や外出先など、どこでも学べる場所にできるのが大きな特徴です。決まった時間や場所に縛られず、自分のペースで取り組めるので、無理なく続けやすいのも魅力のひとつです。最近では動画教材や子ども向けの学習アプリも充実しているため、習い事の合間や夕食後からお風呂に入るまでなど、短い時間でも少しずつ学習できます。このような柔軟な学び方で毎日の生活に取り入れながら、プログラミング学習を習慣にできます。
論理的思考力が身につく
プログラミングでは、目的を達成するためにどのような手順で処理を進めればよいかを考える必要があります。その過程でなぜこのコードが必要なのか、なぜこの動作になるのかを順序立てて考える力が自然と身についていきます。問題が起きたときにも原因がどこにあるのかを考えることで、解決に向けて試行錯誤を重ねる力が育まれます。こうした論理的思考力は、プログラミング以外の教科や日常生活でも役立つ大切な力です。考える習慣が身につくことで、新しいことを学ぶ楽しさも広がっていきます。
仕事の選択肢が広がる
プログラミングを学ぶことで、将来の仕事の選択肢が大きく広がります。ITやゲーム、プログラミングのスキルは、将来子どもが働くことを考えた時に大きな武器になります。スマートフォンのアプリやゲームを開発する仕事、Webサイトを作るエンジニア、ロボットを動かす技術者など、目指せるステージが広がります。今後もIT化が進んでいくと予想される社会では、プログラミングを使いこなせる人材の需要がさらに高まっていくでしょう。更に、企業に勤めるだけでなく、起業したりフリーランスになったり、自由な働き方を選ぶことも可能です。子どものころからプログラミングに親しんでおくことで、将来の目標が見つかりやすくなり、自分らしいキャリアを描く第一歩につながります。
関連リンク:https://www.hallo.jp/column/post-575/
プログラミングを「面白い」と感じるには? おすすめの方法
プログラミングの楽しさを感じるためには、学び方に工夫が必要です。興味のあるテーマで取り組む、達成感を得やすい内容から始める、仲間と一緒に学ぶなど、楽しく続けられる環境を整えることで学習が前向きになります。そこでプログラミングをより面白く感じるための方法について4つのポイントを紹介します。
興味のある分野でやってみる
プログラミングの楽しさは、取り組むテーマや分野によって大きく変わります。ゲームが好きなら、自分でゲームを作ってみたいという気持ちから、キャラクターを動かしたり得点を表示したりなどの仕組みを学びながら、自然とプログラミングが身についていきます。絵や音楽が好きな子どもは、イラストに動きをつけたり、音を鳴らしたりするプログラムに挑戦することで、アート作品を自分の手で動かす喜びを感じられるようになります。このように、自分の好きなことややってみたいと思えるテーマから入ることで、学習への意欲が高まり、プログラミングの面白さを身近に感じられるようになります。
成功体験を積めるものから挑戦する
プログラミングを始めるときには、最初から難しい内容に挑戦するのではなく、簡単な内容からスタートすることがポイントです。画面に文字を表示するだけのプログラムでも、初めて自分のコードが動くと大きな達成感があります。少しずつ成功体験を重ねることで自信がつき、学習が楽しくなっていきます。学び始めの時期こそ小さな成功を大切にしながら、無理なく進める工夫が大切です。
ゲームで学べるものを使う
プログラミングへの第一歩としておすすめなのが、ゲーム感覚で学べる教材やアプリの活用です。キャラクターを動かしたり、ステージをクリアしたりするうちに、自然とコードの仕組みや考え方が身についていきます。遊びの延長線上で学べるので、子どもたちにとって難しい、つまらないといったイメージが薄れ、学習へのハードルも下がります。さらに、ゲームを「遊ぶ側」から「作る側」へと挑戦していくことで、創造力や発想力も育まれていきます。
誰かと一緒に学ぶ
一人で学ぶよりも、友だちや家族、先生と一緒に取り組むことで、プログラミングの楽しさは広がります。わからないところを相談したり、アイデアを共有したりする中で、新しい気づきが生まれることもあります。また、一緒にプロジェクトを進めたり、成果を見せ合ったりすることが刺激になり、学習意欲が高まります。仲間と励まし合いながら学ぶことは楽しさもあって、継続する力をつけてくれます。
関連リンク:https://www.hallo.jp/column/post-322/
プログラミングは子どものうちから学ぶ方がいい?
子どものうちからプログラミングに触れることは、将来に役立つさまざまな力を育てる土台となります。
プログラミングではエラーがつきものですが、そのエラーに対して筋道を立てて考え、原因を突き止めて解決する力、いわゆる「問題解決力」が自然と身についていきます。この力は、学校での学びはもちろん、日常生活のさまざまな場面でも活かすことができ、将来社会に出たときにも大いに役立ちます。
また、自分のアイデアを形にしていく過程では、創造力や表現力も大きく育ちます。これらの力は、企画やデザイン、ものづくりなど、創造的な仕事にとって非常に重要なスキルです。
このように、子どものうちからプログラミングに取り組むことは、思考力や創造力といった“生きる力”を育む、かけがえのない経験となります。それは、子どもたちにとって将来への大きな財産となるでしょう。
関連リンク:https://www.hallo.jp/column/post-485/
子どものプログラミング教育なら、プログラミング教育 HALLO
プログラミング教育 HALLOは、子どもたちが楽しみながら学べる環境を大切にしています。一人ひとりの興味やペースに合わせたカリキュラムで、安心して学べるサポート体制が整っているため、スキルを身につける事だけにとどまらず、創造力を発揮できるよう指導しています。また、基礎から応用まで段階的に学習し、繰り返し学ぶことで確実にスキルを身につけることができます。さらに、他の習い事や小さい子どもがいて通学が難しいご家庭でも、オンライン学習が可能です。
講師は子どもの成長を重視した指導を行っており、パソコン操作に不慣れな小さい子どもにもわかりやすく丁寧に説明し、実際に手を動かしてプログラムを作る体験を通して、達成感を味わいながら学習を深められます。
プログラミングを学ぶことは、論理的思考力や問題解決力を育むだけでなく、チームでプロジェクトを進めることで協調性やコミュニケーション能力も自然に身につきます。子どもが将来どのような仕事をしたいと希望しても、必ず役立つスキルとなります。プログラミング教育 HALLOでは、随時無料体験を行っていますので、教室の雰囲気を見ていただくためにも、ぜひご参加ください。
プログラミングを学ぶことは、論理的思考力や問題解決力を育むだけでなく、チームでプロジェクトを進めることで協調性やコミュニケーション能力も自然に身につきます。子どもが将来どのような仕事をしたいと希望しても、必ず役立つスキルとなります。プログラミング教育 HALLOでは、随時無料体験を行っていますので、教室の雰囲気を見ていただくためにも、ぜひご参加ください。
まとめ
プログラミングを学ぶことは、子どもたちにとって単に技術を身につけるだけでなく、考える力や問題を解決する力、そして創造力を育んでくれます。最初は難しく感じるかもしれませんが、自分が興味を持っていることを学んだり、少しずつ成功を重ねたりすることで、楽しみながら成長していきます。プログラミング教育 HALLOでは、子ども一人ひとりに合ったカリキュラムで、将来に役立つ力を育てています。子どもたちの未来を広げるために、ぜひプログラミングを学んでみてください。