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プログラミング言語の難易度は何で決まる?最初に学ぶ言語の選び方

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プログラミング言語の難易度は何で決まる?最初に学ぶ言語の選び方

公開日:2023/02/27
更新日:2023/02/27

プログラミング言語は、種類が多いうえに難易度もそれぞれに違います。そのため、どの言語を学ぶかで覚えるまでにかかる時間には差が出やすいものです。はじめてプログラミングを学ぶときは、言語ごとの難易度を理解しておくといいでしょう。今回は、子どもにこれからプログラミングを学ばせたいと思っている保護者に向けて、プログラミング言語ごとの難易度を紹介していきます。

1.プログラミング言語の難易度を決める3つの基準

プログラミング言語の難易度は、どのようにして決まるのでしょうか。はじめに、プログラミング言語の難易度を決める3つの基準について解説します。

1-1.環境構築が簡単かどうか

プログラミング言語の難易度を決める基準の1つにあげられるのが、環境構築です。プログラミングを学ぶときは、一般的に実際に作りながら覚えていくという形になります。あらかじめ知識として吸収してから実践に入るわけではありません。そのため、プログラミングを学ぶには、はじめに必要な開発環境を用意することが求められます。そのような事情から、環境構築が簡単かどうかが難易度の基準になるのです。プログラミング言語を書き込むための道具やツールを準備する段階で、設定が難しいものや完了までのステップが多くなるほど難易度が高い傾向があります。

1-2.学習環境が整備されているかどうか

学習環境が整備されているかどうかも、プログラミング言語の難易度を決める基準の1つです。学習環境とは、例えば、通いやすい場所にスクールがあったり動画が見られる状況が整っていたりすることを指します。スクールや動画で学びやすいかどうかは、プログラミング言語の難易度を左右します。

特に、インターネット上の情報量は重要です。プログラミングを学びたいと考えたとき、インターネット上でたくさんの情報が見つかれば独学することも可能になります。その分、難易度も下がると考えていいでしょう。しかし、インターネットでも情報が少ない場合や英語だけで説明が書かれているだけのプログラミング言語となると、難易度が高いと判断されます。

1-3.ほかに学ばなければならないことがあるかどうか

言語以外に学ばなければならないことがあるかどうかも、プログラミング言語の難易度を決める基準の1つです。プログラミング言語によっては、それを覚えるだけでは不十分なものもあります。例えば、フレームワークの理解や関連ツールの使い方、ライブラリの活用など、必要に応じて学ばなければならないものが出てくると、それだけハードルが上がっていきます。

追加で学ぶ必要がある範囲は、どの言語も同じではありません。プログラミング言語ごとで異なるため、事前に何が必要なのか理解しておくことも学ぶうえで必要です。プログラミング言語以外の部分での学習時間が増えるほど、難易度が高くなります。

2.プログラミング言語の難易度と用途

次に、プログラミング言語の難易度と用途について解説します。子ども向けから上級者向けまで、カテゴリーを分けてそれぞれ紹介していきます。

2-1.子ども向けのプログラミング言語

はじめに、子ども向けのプログラミング言語について解説していきます。子どもが学びやすいプログラミング言語は、主に次の2つです。

2-1-1.Scratch

子ども向けのプログラミング言語としてよく知られているものに、Scratchがあげられます。世界で幅広く使われているもので、ビジュアルプログラミング言語と呼ばれている言語の1つです。ビジュアルプログラミング言語とは、直感的な操作によって作り上げていくことができるプログラミング言語をいいます。画面上のものを、ドラッグ・アンド・ドロップによってつなげたり離したりを繰り返していきます。

あらかじめコードが書かれているブロックを組み合わせるだけなので、自分でコーディングする必要がありません。そのため、簡単にプログラムを作成することが可能です。コードを書けない人でも直感的に操作できます。ブロックは、機能ごとに色分けされていますし、小さな子どもでも楽しみながら学べるプログラミング言語です。もちろん、キーボード操作が苦手な人にも向いています。

2-1-2.Viscuit

Viscuitも、子ども向けプログラミング言語の代表格といっていいでしょう。Viscuitは、日本で開発されたビジュアルプログラミング言語です。大きな特徴は、ゲームや絵本、アニメーションを簡単に自作できることで、子どもが興味を持ってプログラミングを学ぶきっかけ作りにもなります。自分で描いた絵をプログラムして動かすことも可能なので、楽しみながら学習できます。

例えば、家族の似顔絵を描いて、誕生日メッセージやオリジナルのアニメーションを作るといった面白さがあります。そのうえ、無料で使えるので、スマートフォンやパソコンにダウンロードするだけで手軽に始められるのも魅力の1つでしょう。ルールが少ないのもViscuitの特徴で、テキストを入力する必要もありません。子ども向けで難易度が低いプログラミング言語です。

2-2.初心者向けのプログラミング言語

子どもが学習するのをきっかけに、保護者の方もプログラミングを始めるのもいいかもしれません。経験がなくても挑戦しやすい、初心者向けのプログラミング言語を紹介します。

2-2-1.JavaScript

初心者でも始めやすいプログラミング言語の1つが、JavaScriptです。JavaScriptの一番の特徴は、汎用性が高いことで、主流となっているプログラミング言語として知られています。そのうえ、開発環境も充実しているので使い勝手がよいプログラミング言語といっていいでしょう。HTMLやCSSといった他のプログラミング言語と組み合わせることで、アニメーションを動かすことができます。JavaScriptは、Webサイトに動きを加えるスクリプト言語として外すことはできません。

2-2-2.PHP

PHPは、世界中でWeb開発に利用されているスクリプト言語です。世界的なシェアが高いことで知られており、WordpressなどさまざまなWebアプリケーションの開発に用いられることの多いのが特徴です。文法や仕様が比較的簡単なので、MySQLといったデータベースなどとの連携も容易にできます。そういったこともあり、初心者でも覚えやすいという特徴も持っています。

2-2-3.Ruby

Rubyも、初心者向けの比較的習得しやすいオブジェクト指向のスクリプト言語です。Rubyは日本人が開発したもので、TwitterなどSNSやショッピングサイト、Webアプリケーションなど幅広い分野で用いられています。開発したのが日本人ということで、日本語の関連語が多いのが特徴の1つです。

多くのOSで動作を可能とするなど汎用性が高く、さまざまな環境で動作可能なため、難易度が低いプログラミング言語に入ります。環境だけでなくプログラミング言語学習難易度も低いことから、初心者でも学びやすいプログラミング言語です。

2-2-4.HTML/CSS

HTML/CSSも、比較的難易度が低く、初心者向けのプログラミング言語に含まれます。HTML/CSSと表記すると1つの言語と思うかもしれませんが、HTMLとCSSは、別々のプログラミング言語です。そして、それぞれに役割を持っています。HTMLは、Webサイト上に文字やテキストボックス、画像、表、リンクなどサイトの情報として必要なものを配置するためのプログラミング言語です。

対して、CSSは、Webサイトを見やすくするために用いるスタイルシート言語で、サイトの見た目を整えるために使われます。例えば、デザインの微調整を行ったり、スクリーンサイズに適した表示サイズに切り替えたりといったことが可能になります。つまり、HTMLでWebサイトの土台となるものを作り上げ、CSSでデザインや表示サイズなど見た目を整えるというわけです。つまり、Webサイトを作るうえで、HTMLとCSSは切っても切れない重要なコンビといってもいいでしょう。

2-3.中級者向けのプログラミング言語

続いて、ここからは中級者向けのプログラミング言語について解説していきます。

2-3-1.Python

中級者向けのプログラミング言語の1つとしてあげられるのが、Pythonです。Pythonは、データの分析からAIの開発まで幅広く使われているプログラミング言語で、数値データを扱うことに適しています。FacebookやGoogleにも採用されている言語であり、身近なプログラミング言語という印象を持ちやすいかもしれません。

RubyやPHPよりもできることが多いために中級者向けというカテゴリーに分類されますが、ソースコードが読みやすいという特徴を持っています。そのため、RubyやPHPと同じように、実は初心者でも挑戦しやすいプログラミング言語です。ライブラリも豊富で、扱いやすい言語といえます。

2-3-2.Swift

Swiftは、2014年にApple社によって開発されたもので、比較的新しいオブジェクト指向型のプログラミング言語です。Pythonなどの優れた部分をベースに開発されており、コード量を抑えてプログラミングすることを可能としています。そもそも開発がApple社ということもあり、主にiOSやOS X向けのアプリ開発に用いられています。そのため、SwiftはApple社のiOSやOS X向けのプログラミング言語です。

2-3-3.C#

Microsoft社が開発したオブジェクト指向型のプログラミング言語で、Windowsアプリを中心にWebアプリの開発によく用いられています。Windows系のアプリ開発を目指す人は、まず覚えたほうがいいプログラミング言語の1つです。Windows系に適していますが、だからといって他のOSに向いていないわけでもありません。macOSやiOSでのアプリ開発にも使われています。もともとはC言語やC++の改良版ですが、構文はJavaに近いのが特徴です。そのため、言語体系が多少複雑ではありますが、開発環境を整えやすいことから中級者向けとして紹介しています。

2-3-4.Go

Goは、Google社が開発したプログラミング言語です。軽量でありシンプルで高速というコンセプトのもとに開発されており、言語仕様が簡潔になっています。そのため、Goを用いて作られたアプリは実行速度が速いという特徴を持っています。また、消費リソースを抑えられることも特徴の1つです。処理速度が速いために、APIサーバー開発やWebアプリケーション開発など幅広く利用されています。

Goは、YouTube開発に使用されている言語で、Webアプリケーションの他、AndroidやiPhone向けのアプリ開発にも向いています。シンプルに作られているので、プログラミングに慣れることを目的に挑戦するのもいいでしょう。

2-4.上級者向けのプログラミング言語

ここからは、いよいよ上級者向けのプログラミング言語を紹介します。上級者向けとなると、マスターできれば専門職として働くことも十分可能です。では、上級者向けのプログラミング言語3つをそれぞれ解説していきます。

2-4-1.Java

Javaは、世界中で人気の高いオブジェクト指向型のプログラミング言語で、大規模なシステム開発に向いていることから大企業で使われていることが多いのが特徴です。一方、Androidアプリの標準言語に採用されているなど、活用の幅が広い傾向があります。システム開発やアプリ開発、さらに業務システムの開発にも使われていることから、Javaをマスターできれば仕事に困らないといわれるほどです。

Javaは、Java仮想マシンであるJVM上で動作を行います。そのため、JVMに対応してさえいれば、デバイスやOSに縛られることなくどのような環境でも動かせるのも特徴の1つです。動作環境で見れば難易度は低いと考えることもできますが、学習の難易度でいえば上級者向けです。特に必要なのはオブジェクト指向の理解で、実際に使えるレベルに達するには時間を要します。

2-4-2.C言語

C言語が誕生したのは、1972年です。計算機科学者のケン・トンプソン氏が開発したプログラミング言語で、当時すでに登場していた「B言語」の改良版として誕生しました。B言語を改良したものなので、C言語という名前がついています。ケン・トンプソン氏は、Google社のGoの開発にも携わっている人物です。

C言語は、知名度の高いプログラミング言語で、汎用性があることから幅広い分野で利用されています。Webアプリやスマホアプリはもちろん、組み込み系の機械制御システム、さらにOS開発などに使用されています。ただし、アプリ開発にはやや時間を要しますし、言語が機械に近いために覚えるのは時間を要するプログラミング言語です。概念の理解が難しく、難易度は最も高いと考えたほうがいいでしょう。

2-4-3.C++

最後に紹介するC++も、有名な上級者向けのプログラミング言語です。C言語を拡張してオブジェクト指向を取り入れているので、ソースコード自体はC言語よりも少ないという特徴を持っています。そのため、処理速度が速く、プログラミング言語の中では最速といっていいでしょう。

ソースコードの量はC言語より少ないものの、活用するにはオブジェクト指向の知識についても習得しなければなりません。そのような事情もあり、C++は難易度の高い言語です。OSやゲームの他、IoT、ブラウザと汎用性が高いのも特徴で、一度マスターすれば大きな強みになります。

目的に合うプログラミング言語を学ぼう

子どもがScratchなどビジュアルプログラミング言語で学び始めた場合、テキストコーディングへの移行で苦労しがちなものです。ビジュアルプログラミングは、興味を持ちやすい反面、遊びレベルで終わってしまうことが多いという傾向が見られます。プログラミング教育 HALLOのオリジナル教材なら、遊びと本格的なテキストコーディングの中間機能を搭載しています。無理なく次の段階に進めるので、ぜひ無料体験授業に申し込んでみてください。

執筆者:プログラミング教育HALLOコラム編集部

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