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スクラッチでゲームを作るのは簡単?作品例や作る時のポイントを知ろう

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スクラッチでゲームを作るのは簡単?作品例や作る時のポイントを知ろう

公開日:2022/12/05
更新日:2022/12/05

「スクラッチ(Scratch)」は日本の小学校におけるプログラミング教育で人気がある教材です。プログラミング作成の難しいコードは不要なため、操作に慣れた生徒のなかにはスクラッチでゲームを作りたがる子どももいます。ただ、子どもが希望しても、スクラッチでゲームを作るイメージがよくわからない親御さんも多いようです。そこで、本記事ではスクラッチについて基本操作、子どもが作成可能なゲームの例やポイントなどについて解説します。

1.スクラッチとはそもそもどういうものなのか?

スクラッチはもともとアメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)のメディアラボで作られたプログラミング言語です。操作方法が非常にシンプルなのが特徴で、動作の実行に必要なプログラミングコードがブロックになっています。そのため、必要なブロックをドラッグ&ドロップするだけでプログラミングできます。文字でコードを入力するテキスト言語に対し、スクラッチのようなグラフィカル・ブロックの組み合わせになっているスクラッチはビジュアル言語と呼ばれています。

スクラッチのメリットは、プログラミングスキルを楽しみながら身につけることだけではありません。使用する際に想像したり、作ったりを繰り返して創造性を自然と伸ばすこともできます。また、スクラッチの利用開始時には細かい会員登録やインストールが不要です。インターネット環境とパソコン・スマホなどがあれば簡単に誰でも楽しめます。

2.スクラッチに必要な準備と始め方

スクラッチはインターネット環境とパソコン・スマホなどがあれば、すぐにはじめられます。ただ、Internet Explorerは使用不可です。それ以外であれば使用できますが、ブラウザが古いものは起動しない可能性もあるので最新の状態にしておきましょう。具体的には、Chrome、Edge、Firefox、Safariの最新バージョンで利用可能です。タブレットであれば、Mobile ChromeもしくはMobile Safariが対応しています。

まずは、スクラッチの公式サイトのトップ画面右上にある「Scratchに参加しよう」から新規アカウントを作成します。必要事項の入力をして新規アカウントの作成後、「作る」ボタンからゲーム作成画面に移動しましょう。画面上の文字を変更したい場合は画面左上にある地球マークをクリックして変えることができます。子どもがまだ漢字をあまり読めない場合はひらがなの「にほんご」を選択すると、ひらがなでの操作が可能です。

3.スクラッチで子ども作成できるゲームの代表例

スクラッチで作成できるゲームは幅広いので、こちらでは子どもが作成できるゲームの具体的な例を紹介します。一例として、今回は「サッカー」「鬼ごっこ」「シューティング」の3つのゲームについて見てみましょう。

3-1.サッカーゲーム

スクラッチで簡単でシンプルなゲームを作ることからはじめましょう。サッカー(ボールとキーパーのみのPK)ゲームで配置するのは「ボールをゴールに向けて飛ばす」「キーパーを左右に動き続けさせる」などを指示できるブロックのみです。そのため、初めてゲームづくりをする子どもにも向いています。よりサッカーゲームらしくするためには、まず背景を選びましょう。背景はさまざまありますが、そのなかから「Soccer」を選ぶとゴールがあるサッカー場の背景になります。次にするのは、サッカーボールとキャラクターの選択です。

キャラクターはあらかじめ用意された一覧があるので、そこから選択すると簡単に進められます。操作画面右下にある猫マークをクリックすると、さまざまなキャラクターが出てくるので、好きなものを選択しましょう。キャラクター一覧の上部にカテゴリーがあるので、そちらから絞り込むと選びやすいです。

ゲームを作るときはボールがキーパーに当たれば「失敗」、ゴールに届けば「成功」などメッセージが出るようにしましょう。メッセージの有無は自由ですが、あるほうがよりゲームらしさを出せます。キーパーの位置を決めるときはX座標とY座標を指定すれば、ゴールの前に立たせることが可能です。このように、キャラクターやものごとに動きをつけて位置を決めるだけでもオリジナルゲームを作れます。

3-2.鬼ごっこゲーム

スクラッチで作るゲームで子どもに人気なのが「鬼ごっこ」です。こちらは、敵(鬼役)のキャラクターから逃げるというゲーム。最初に鬼役、主人公それぞれのキャラクターを決めておきましょう。キャラクターの選び方はサッカーゲームのときと同じで、用意されているスプライト一覧表から簡単に気に入ったものを選択できます。

ゲームの作りとしては、たとえば、猫のキャラクターを上下左右キーで操作し、5秒間、鬼から逃げきろうという内容にします。同じスピードで動くとすぐにつかまってしまうため、ゲームとして成り立ちません。すぐにゲームオーバーになるのを避けるには、猫と鬼役の動くスピードを変えるのがコツです。そのため、ブロックの設定時にそれぞれの動く速さを調整しましょう。よりゲームを難しくするならば鬼の数を増やしたり、HP(体力)を追加したりするなど、鬼ごっこゲームはオリジナルの工夫がしやすいのが特徴です。

3-3.シューティングゲーム

スクラッチで作成するゲームのなかでも、人気上位に入るのがシューティングゲームです。そのため、さまざまな作品がすでに作られています。キャラクター同士で弾を発射、どちらかに当たればゲームオーバーというシンプルなものが多いです。しかし、弾の種類やそのスピードを変更するだけでも個性を出せるのがシューティングゲームが人気となっている理由といえるでしょう。シューティングゲームで必要なのは自分が操作するキャラクターと専用の弾、敵キャラクターとその専用の弾です。また、背景次第では雰囲気もまったく異なるものに仕上げられます。

難易度を上げるならば、敵キャラに弾が当たりにくくするのもよいでしょう。その場合は、敵の動きにバリエーションを加えるのもおすすめです。キャラクターによっては静止画だけではなく、動きをつけられるように複数のパターンが用意されているものもあります。敵役を移動させる動きをつけると弾を当てる難易度もアップ。また、スクラッチに慣れてくれば十字キーで戦闘機を操作し、ビームやボムを発射するような縦スクロールタイプの本格的シューティングゲームの作成もできます。

4.スクラッチの基本的な操作方法

スクラッチでゲームを作るためには、まず基本的な操作方法を覚えましょう。スクラッチの操作画面は非常にわかりやすいです。「作る」を押すと、「メニューバー」「ブロックパレット」「スクリプトエリア」「ステージ」「スプライトリスト」という項目が表示されます。それぞれを何に使用するのかについては次のとおりです。

画面上部の「メニューバー」はチュートリアルの確認、ゲームの作成を再開する際に使いましょう。画面左側には「ブロックパレット」があり、ゲーム上での動きや見た目、音など具体的な指示の実行をするためのブロックがあります。中央には「スクリプトエリア」があるので、ブロックをドラッグ&ドロップ。指示をつなぎ合わせることで、キャラクターにさまざまな動きをさせたり、色・音などを出したりすることが可能です。画面右上側には「ステージ」があり、スクリプトエリアで作成した指示でイメージ通りに動いているかどうかを確認できます。さらに、画面右下側の「スプライトリスト」はステージに表示したいキャラクターを置き、選択していくことが可能です。

5.スクラッチでゲーム作る時の3つのポイント

スクラッチでゲームを作るのであれば、基本的な流れを理解しておく必要があります。こちらでは、その手順を3つのポイントとして解説します。

5-1.1.ゲームのジャンルとゴールを決める

ゲームを作る場合、最も基本的なことは「どのようなジャンルにするのか」です。初めてのゲームづくりの場合は難しいジャンルにするより、できるだけシンプルなものを選ぶのが無難でしょう。ただ、興味があるジャンルであれば完成したときの達成感も大きいので、思い切って挑戦するのもよいかもしれません。

ゲームのジャンルを決めた後はゴールについても考える必要があります。簡単にいえば、ゲームのクリア、勝ち負けなどを決めることです。サッカーゲームならば3点ゴールを決めると勝ち、シューティングゲームならば先に弾を当てれば勝ちとするなどが挙げられます。ゴールはゲームを成り立たせるには重要であり、ゴール次第でゲームの面白さが変わってくるので重視したほうがよいポイントです。

ただ、最初から難しいことまで考えさせると、ゲームづくりがなかなか進まない可能性があります。場合によっては、最後まで完成させる前に嫌になって投げ出してしまうかもしれません。そのため、子どもがゲームづくりをするのであれば深く考えず、とにかくやってみるというのもひとつの方法といえます。

5-2.2.キャラクターや背景を用意する

ゲームのジャンル、ゴールを決めた後はキャラクターと背景などを準備しましょう。スクラッチではキャラクターを「スプライト」と呼んでいます。キャラクターを選ぶ際も、画面右下のスプライト一覧を開けば、人、動物など好きなキャラクターを自由に選ぶことが可能です。リストに気に入ったキャラクターがなければ、自分で描いたり、ローカルフォルダの画像をアップロードしたりすることもできます。背景もキャラクターと同じでスプライト一覧から選択するか、自分で描くなどして用意しましょう。

スプライトの大きさは初期設定で100になっていますが、これは大きめサイズです。そのため、ゲーム内容に合わせてサイズ調整が必要になります。また、毎回同じ条件でゲームがはじまるようにしなければならないので、スプライトの初期位置を必ず決めておきましょう。ゲームに登場するキャラクターが多いほうが楽しそうに思えますが、多すぎるとゲームづくりが複雑になってしまいます。最初はメインキャラクターとステージだけでも十分であることを子どもにアドバイスしてあげましょう。

5-3.3.キャラクターのアクションを設定する

ゲームはキャラクターの動きが重要なので、作る際には最も時間をかけたほうがよいポイントです。画面左側のブロックパレットでスプライトの動きのコントロールや見た目を変えられます。最初はスプライトに言葉を話させるなど、シンプルな操作から確認しましょう。それに慣れてきたら、次はスプライトの動きです。左右に動かす、ジャンプさせるなどに挑戦します。ジャンプをさせる際には効果音をつけるとより面白さが増すのでおすすめです。動作はブロックを交換したり、位置を変えたりすればイメージに近づけられるので、様子を見ながら修正します。

最初からゲームづくりをスムーズにできることは稀なので、試行錯誤しながら行うことが大切です。ブロックには「変数」や「乱数」もあります。乱数ブロックはゲームに出すものの大きさの幅をランダムに広げたいときなどに役立ちます。ゲーム内に複数のスプライトのなかから特定のスプライトのみを登場させたいときなどには、乱数を使って表示することが可能です。変数や乱数を活用すると作成できるゲームの幅が広がるので、できれば覚えておきたいテクニックです。

6.スクラッチでゲームを作成する際の学習方法

スクラッチは、初心者でも理解しやすいビジュアルプログラミングです。ただ、プログラムに慣れていない子どもにとっては難しく感じる場合も少なくありません。チュートリアルでは基本的な操作がわかりますが、それだけでは情報が足りないときは子ども向けの本を1冊用意しておくのもおすすめです。本は必要な情報が1冊にまとめられているので確認しやすく、スクラッチの学習をスムーズに進める際に役立ちます。スクラッチでのゲームづくりに特化した本もさまざまあるのでチェックしてみましょう。たとえば、スクラッチでのプログラミング事例、ゲームをつくるうえでのテクニックなどの本があります。いつでも持ち歩きやすいという意味では、電子書籍タイプもおすすめです。

また、スクラッチは世界各国にユーザーがいるため、インターネット上でも情報が豊富にあります。学習サイトやコミュニティもあるので、それらを利用することも可能です。学習サイトのなかには実際にゲームをつくる動きを動画で確認できるものがあるので、そういったサイトであればわかりやすいでしょう。また、スクラッチの公式サイトには世界中の人が作ったゲームのコードも公開されています。気に入った作品があれば、その機能をコピーするのも自由です。ゲームづくりで困ったときには参考にしましょう。

高度なゲームを作りたいならプログラミング教室の受講がおすすめ

スクラッチはシンプルな操作でゲームを作れる優れた教材です。ただ、複雑な動きがあるゲームづくりとなれば、ブロックの並べ方も難易度が上がります。「もっと難しいゲームも作りたい」と子どもが意欲的になっているのであれば、「プログラミング教育 HALLO」にお任せください。子どもが楽しみながら学べるようにわかりやすく教えるだけではなく、将来的にIT社会で活躍できるようなプログラミングスキルの習得もサポートします。

執筆者:プログラミング教育HALLOコラム編集部

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