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抽象化思考とは?メリット・4つのやり方・トレーニング方法を徹底解説

公開日:2026.5.5

抽象化思考とは、個別の事象から不要な要素を削ぎ落とし、本質的な共通項や構造を抜き出す思考法です。これを得ることで、一つの学びを別分野に応用する能力や、情報を素早く整理する能力が鍛えられるといったメリットが得られます。
例えば、目の前の出来事をただ覚えるだけでなく、共通するポイントは何か、別の場面でも使える考え方はないかと考える習慣を持つことで、知識は単なる情報ではなく応用できる力へと変わっていきます。ビジネスや教育の分野でも、こうした思考力の重要性が注目されるようになりました。
本記事では、そのトレーニング法である共通点・分類・要点・法則・アナロジーの5つの思考法を解説します。具体と抽象を往復し、思考の質を劇的に高めるポイントをぜひ最後までご覧ください。

1.抽象化思考とは?

抽象化思考とは、さまざまな出来事や情報のなかから共通しているポイントを見つけ出し、物事の本質をとらえる考え方です。目の前の事例をそのまま覚えるのではなく、どのような共通点があるのか、どのような仕組みで成り立っているのかを考えることで、理解を深めていきます。例えば、似たような出来事が起きたときに、共通する考え方やルールを理解していれば、別の場面でも同じように応用できるようになります。このように、情報を整理して本質をつかむ力は、学習だけでなく仕事や日常生活でも役立つ重要な思考力なのです。

1-1.抽象化思考と具体的思考の違い

抽象化思考を理解するためには、「具体的思考」との違いを押さえておくと分かりやすくなります。具体的思考とは、目の前の出来事や物を、そのまま個別のものとしてとらえる考え方です。例えば「コンビニで売られているおにぎり」や「熟したバナナ」のように、具体的な商品や物をそのまま認識します。一方、抽象化思考は、個別の事例を少し広い視点でとらえ、共通する特徴を見つけてまとめる考え方です。おにぎりは「手軽に食べられる食事」、バナナは「果物」といったように整理できます。さらに視点を広げれば、どちらも「食べ物」という大きな分類で考えられます。このように、個別の事例から共通点を見つけて整理するのが抽象化思考です。具体的な情報を理解することと、そこから共通する特徴を見つけることの両方が大切になります。

1-2.「具体⇄抽象」を行き来する思考のサイクル

抽象化思考を深く理解するためには、「具体」と「抽象」を行き来する考え方が大切になります。まずは、目の前にある出来事や事例などの具体的な情報をよく観察し、そこから共通する特徴や仕組みを見つけて整理します。この段階が抽象化です。
次に、その整理した考え方を別の場面に当てはめてみます。すると、似たような状況でも同じ考え方が役立つことに気づくでしょう。このように、具体的な事例から共通する考え方を見つけ出し、それを別の具体的な場面で活用する流れを繰り返すことで、理解はさらに深まっていきます。この「具体と抽象を行き来する思考」が速くできる人ほど、物事の本質をつかむのが得意だといわれています。知識を覚えるだけでなく、仕組みとして理解する力が身につくため、さまざまな場面で応用しやすくなるでしょう。

1-3.抽象化思考が重要視されている理由とは?

近年、抽象化思考の重要性がさまざまな分野で注目されています。その背景には、社会の変化が速くなり、単に知識を覚えるだけでは対応しにくい場面が増えているためです。物事の表面的な違いに惑わされず、背後にある共通点や仕組みをとらえる力が備われば、未知の問題に直面しても応用を利かせることが可能です。情報が氾濫する現代において、整理しながら本質をとらえられるようになることで、問題解決や学習の場面でも柔軟に考えられるようになります。

2.抽象化思考を鍛えるメリット

抽象化思考を身につけると、主に次の4つのメリットがあります。それぞれを具体的に見ていきましょう。

2-1.発想力が養われる

抽象化思考を身につけると、新しいアイデアを生み出す発想力が高まりやすくなります。物事の共通点や仕組みを考える習慣がつくことで、これまで別々だと思っていた事柄のつながりに気づけるようになるためです。ある分野でうまくいった考え方を、別の分野の問題解決に応用できるように、表面的な違いではなく背後にある共通する仕組みに目を向けられるようになるからです。抽象化思考を使って物事を広い視点でとらえることで、これまで思いつかなかった新しいアイデアが生まれる可能性が高まります。

2-2.応用力も向上できる

抽象化思考を身につけると、共通する仕組みや考え方に目を向けられるようになるため、ある問題の解き方を理解するときに、別の問題でも同じ考え方を使えるようになる、応用力が身につけられます。学校の勉強はもちろん、日常生活のなかでも知識の背景にある共通点やルールを理解することで、学びは一つの場面だけで終わりません。さまざまな状況に応用できる力へと広がっていきます。

2-3.学習効率が向上する

共通する仕組みや考え方を理解できる抽象化思考を身につけることで、学習の効率も高まりやすくなります。似た内容をそれぞれ別の知識として覚えるよりも、どこが同じで、どこが違うのかを整理しながら理解することで、覚える量を減らしながら理解を深められるようになるためです。抽象化思考を使って学習内容を整理することで、学んだこと同士のつながりも見えやすくなり、効率よく理解を深められるようになります。

2-4.コミュニケーション能力が身につく

抽象化思考を身につけると、相手に伝えるときに、情報の要点を整理して説明できるようになるため、コミュニケーション能力の向上にもつながります。伝えたい内容も、物事の本質や共通点を整理して伝えられるようになると、相手が理解しやすい形で説明できるようになります。また、相手の話を聞くときにも、何が重要なポイントなのかを整理しながら理解でき、会話の意図をつかみやすくなり、円滑なコミュニケーションにつながっていくでしょう。

3.抽象化思考を実践する5つのアプローチ

抽象化思考は、いくつかの考え方を意識することでトレーニングできます。共通点を見つける、物事を分類する、要点をまとめる、法則を見つける、別の分野の考え方を応用するといった方法です。

3-1.共通点思考

共通点思考とは、一見ばらばらに見える物事のなかから、同じ特徴や共通するポイントを見つけ出す考え方です。複数の事例を並べて見比べながら、「どこが似ているのか」「同じ仕組みはないか」と考えることで、本質的な共通点に気づきやすくなります。例えば、学校の授業、スポーツの練習、ゲームの攻略など、内容は違っていても「目標を決めて練習を繰り返す」という共通した流れが見つかるはずです。このように共通する要素を見つけることで、物事の理解が深まります。共通点思考を意識すると、個別の出来事をただ覚えるだけでなく、似ている部分を見つけて整理することで、新しい場面でも同じ考え方を活かせるようになるでしょう。抽象化思考を鍛えるうえでも、基本となる考え方の一つといえます。

3-2.分類思考

分類思考とは、さまざまな情報を特徴ごとに分けて整理する考え方です。多くの情報をそのまま並べて見ると分かりにくく感じることがありますが、共通するポイントでグループ分けすると全体の関係が見えやすくなります。具体例としては、食べ物や乗り物、道具といったように種類ごとに分けて考えると、内容を整理しやすくなります。さらに、そのなかで共通する特徴を見つけることで、物事のつながりも理解しやすくなるのです。このように、情報を分類しながら整理する習慣が身につくと、複雑に見える内容でも順序立てて考えられるようになります。抽象化思考を鍛えるうえでも、基本となる大切な方法の一つです。

3-3.要点思考

要点思考とは、多くの情報のなかから大切なポイントを抜き出し、何を伝えたいのかを整理する考え方です。内容をそのまま覚えるのではなく、重要な部分に注目することで、物事の本質を理解しやすくなります。例えば、長い説明を聞いたときに、細かい情報ばかりに目を向けていると全体が分かりにくくなりますが、重要な部分を整理すると理解が深まりやすくなります。「要するに何か」を考える習慣を持つと、情報を効率よく整理でき、話を聞くときや文章を読むときにも、重要なポイントをつかみやすくなるため、学習やコミュニケーションの場面でも役立つ思考法です。

3-4.法則思考

法則思考とは、さまざまな出来事のなかから共通するパターンや関係性を見つけ出し、Aの場合はBといった仕組みを考える方法です。複数の事例を見比べながら、どのような条件のときに同じ結果が生まれるのかを整理していきます。具体的には、ある行動を続けると結果がよくなる、ある条件が揃うと同じような問題が起こる、といった関係に気づくことがあります。こうした関係を「AならばBになる」という形で整理すると、物事の流れをスムーズに理解できるはずです。法則思考を意識することで、その背後にある仕組みを考える習慣が身につき、似たような状況になったときに経験をもとに予測したり対処したりしやすくなるため、抽象化思考を深めるうえでも役立ちます。

3-5.アナロジー(類推)思考

アナロジー思考とは、ある分野でうまくいっている考え方や仕組みを、別の分野に当てはめて考える方法です。一見関係がなさそうに見える物事でも、共通する構造を見つけることで新しいアイデアや解決策が生まれることがあります。例えば、身近な仕組みをヒントにして問題を考えると、すでに知っている例に置き換えて考えることで、仕組みをイメージしやすくなり、別の事例を参考にして考える方法がアナロジー思考です。アナロジー思考を使うと、これまで学んだ知識を新しい場面でも活用しやすくなります。異なる分野の考え方を結びつけることで、新しい発想につながることもあるため、抽象化思考をさらに広げていくためにも役立つ考え方といえます。

4.【実践】抽象化思考を鍛えるトレーニング問題

抽象化思考は、日常のなかでも意識して練習することで少しずつ鍛えられます。ここでは、身近なテーマを使って考える簡単なトレーニング問題を紹介します。

4-1.問題例①

抽象化思考を鍛えるトレーニングとして、なぞかけ形式の問題に取り組む方法もあります。

例として次の問題を解いてみてください。

【問題】「自転車」とかけて「スニーカー」と解く。その心は?

【考え方】
①それぞれの特徴を書き出します。
自転車は「移動する」「乗る」「漕ぐ」などの特徴が挙げられます。
スニーカーは「履く」「歩く」「走る」などの特徴が挙げられます。

②次に2つの共通点を見つけます。
移動する・歩くなどから連想されるのは「人が移動するときに役立つもの」です。

このことから、このなぞかけの回答は「人が移動するときに役立つもの」というのが分かります。
日常生活でも、この2つにはどのような共通点があるかと考える習慣を持つことで、抽象化思考のトレーニングが可能です。

4-2.問題例②

抽象化思考を鍛えるトレーニングとして、「グループ分けの問題」に取り組む方法もあります。

例として次の問題を考えてみてください。

【問題】
次のものを、共通する特徴ごとにグループに分けてみましょう。
「りんご・バナナ・にんじん・キャベツ」

【考え方】
①それぞれの特徴を書き出します。
りんごとバナナは甘くてそのまま食べられることが多い食べ物です。
にんじんとキャベツは料理で使われることが多い野菜です。

②次に共通する特徴で分けてみます。
りんごとバナナは「果物」、にんじんとキャベツは「野菜」というグループに分類できます。

このように、日常のなかでもどのようなグループに分けられるかと考える習慣を持つと、抽象化思考のトレーニングにつながります。

4-3.今日からできる「要するに?」の口癖トレーニング

抽象化思考を身につけるためには、「要するに?」と考える習慣を持つことが効果的です。話を聞いたときや文章を読んだときに、つまり何が言いたいのかと自分の言葉でまとめてみましょう。例えば、授業の内容やニュースを見たときに、この話のポイントは何かと考えてみてください。長い説明でも要点を整理して一言で表すことで、本質をとらえる力が少しずつ身についていきます。また、頭のなかで考えるだけでなく、紙に図や簡単なメモを書いて整理するのもおすすめです。情報を図にしてまとめると、物事の関係が見えやすくなります。

5.抽象化思考のトレーニングにはプログラミングも効果的!

抽象化思考を鍛える方法の一つとして、プログラミングも注目されています。プログラミングでは、処理の流れや共通するルールを整理しながら考える必要があるためです。ゲームを作るときもどのようなルールで動くのか仕組みを整理して考える力は「プログラミング的思考」と呼ばれています。プログラミング的思考は、問題を分解したり共通点を見つけたりする点で、抽象化思考と深く関わっています。プログラミングを学ぶことで、抽象化思考を実践的にトレーニングすることもできるのです。

関連リンク:https://www.hallo.jp/column/post-329/

6.子どものプログラミング教室ならプログラミング教育 HALLO

抽象化思考やプログラミング的思考を育てたいと考えるなら、子ども向けのプログラミング教室を活用するのも有効な方法です。楽しく取り組める環境で学ぶことで、思考力を自然に伸ばせます。プログラミング教育 HALLOでは、ゲーム感覚で楽しみながら、抽象化思考につながるさまざまな力を育てられる点が特徴です。まず、どのようにすれば動くのかを考えながら試行錯誤を重ねることで、物事の仕組みやルールを整理する力が身についていきます。この過程は、個別の動きを理解しながら共通するパターンを見つける、抽象化思考のトレーニングにもつながります。さらに、自分のアイデアを形にする経験を通して、考えを組み立てる力や発想力も育まれます。何をどのように作るかを考える中で、目的や手順を整理する力が自然と養われていきます。また、完成した作品を人に伝える場面では、自分の考えを分かりやすくまとめる力も求められます。これは、情報を整理して要点を伝えるという抽象化思考の実践ともいえるでしょう。このように、プログラミング学習は楽しみながら思考力を伸ばせる方法の一つです。抽象化思考をはじめとした将来に役立つ力を育てたい場合は、こうした学習環境を取り入れてみるのもよいでしょう。

7.まとめ

抽象化思考とは、個別の出来事や情報から共通するポイントを見つけ、本質をとらえる考え方です。具体と抽象を行き来しながら考えることで、物事を深く理解しやすくなります。この思考力を身につけると、発想力や応用力が高まり、学習内容も効率よく整理できるようになります。また、要点をまとめて伝える力も伸びるため、コミュニケーションの場面でも役立つ力です。抽象化思考は、プログラミングの学習を通して、物事の仕組みを整理する力を実践的に伸ばすことも可能です。日々の学びのなかで、少しずつ意識して取り入れてみてください。

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