プログラミングって何?を子どもに説明する方法を解説!教え方のコツも
更新日:2026.1.30
公開日:2026.1.29
小学校でプログラミング教育が必修化されたこともあり、「そろそろ子どもに教えた方がいいのでは」と感じる保護者が増えています。ただ、プログラミングという言葉そのものが難しく、家庭でどのように教えればよいか悩む方も少なくありません。本記事では、プログラミングの基本的な意味から、子どもへの伝え方、自宅学習のポイント、教室を選ぶ際の考え方までを丁寧にまとめました。初めての方でもイメージしやすい内容になっているので、これから学ばせたいと考えているご家庭の参考にしていただけます。
この記事の目次
1.プログラミングとは

プログラミングとは、コンピューターに何を、どの順番で、どのように動いてほしいかを伝えるための指示書を作る作業のことです。ゲームやアプリが思いどおりに動くのは、すべてプログラミングによって指示をされて動いているからで、家電やパソコン、スマートフォンなどさまざまなものに活用されているため、子どもでも身近に感じられる世界です。
1-1.子どもがプログラミングを学ぶ背景
日本では、小学校から高校でプログラミング教育が段階的に必修化されましたが、その目的はプログラミング技術の習得ではありません。文部科学省の資料でも示されているように、プログラミング教育の中心にあるのは、物事を順序立てて考える「論理的思考力(プログラミング的思考)」を育てることです。
文部科学省の「小学校プログラミング教育の概要 」では、小学校では特定のプログラミング言語を学ぶのではなく、各教科の授業に取り入れながら「どうすれば望む動きになるか」を考える力を養います。中学校ではより実践的な内容になり、高校では「情報Ⅰ」のなかで本格的なプログラミングやデータ活用を学びます。こうした背景には、AI時代に必要な思考力を身につけ、問題解決力の高い人材を育てるという教育的な目的があります。
2.プログラミングって何?を子どもに説明する方法

プログラミングの概念を子どもが理解するには、抽象的な説明より、子どもが普段使っているものや身近な体験に結びつけ、遊びや興味とつなげることがポイントです。その際、専門的な言葉ではなく、子どもに合わせた言葉選びも大切です。
2-1.身近なゲームやアプリを例にする
マインクラフトのキャラクターが動くのも、動画サイトでおすすめが表示されるのも、すべて裏側にプログラムがあります。ゲームのなかには目に見えない指示書があって、そのとおりに動いていること説明すると、子どもはぐっとイメージしやすくなります。その他にも、普段使っているアプリの動きを例にすると、プログラミングが自分の生活のなかにあるのだということを自然に気づくきっかけにもなり、興味を持って学ぶ意欲につながります。
2-2.絵本・ボードゲームや図解で視覚的に教える
プログラミングの理解が難しい子どもには、絵やボードゲームを使った説明が効果的です。例えば、キャラクターをマス目の上で動かすボードゲームなら、「右に2マス、上に1マス」など、命令の順番が結果に直結することを実感できます。
図解を使って「スタートからゴールまでの道を矢印で描く」といった活動でも、プログラミングの基本である、順序立てる考え方を自然に学べます。文字がまだ読めないお子さまでも、視覚的なアプローチなら理解しやすく、楽しみながらプログラミング的思考を身につけられます。
2-3.料理のレシピやパズルに例える
料理のレシピは、材料を切ってから炒めて味をつけるというように明確な順番があり、これを崩すとうまくいきません。プログラミングも同じで、命令の順序が重要です。また、パズルや迷路を解くときにも、角から探したり、端を埋めたりするといった作戦を立てます。
これらを例にすると、どのようにすればうまくいくかを考えることがプログラミングに役立つと子どもも理解しやすくなります。身近な活動と結びつけることで、子どもにとってプログラミングが身近になり、抽象的な概念も具体的にイメージできるようになります。
2-4.子ども向け教材を使う
Scratchのようなビジュアルプログラミング言語は、子どもへの説明に適しています。文字を書く必要がなく、「歩く」、「回る」、「音を鳴らす」などのブロックを組み合わせるだけでアニメーションやゲームを作れるため、命令と結果の関係が直感的に理解でき、自分で動かせる実感を得やすいのが大きな魅力です。慣れてくると得点をつけたり、キャラクター同士を連動させたりと、徐々に複雑な仕組みづくりにも挑戦できます。楽しみながら自然に学べるため、プログラミングの最初の一歩に最適です。
3.プログラミングについて子どもに教えるコツ

学び始めの子どもにとって、プログラミングは「できた」という実感が何より大切です。興味を持ちながらも楽しめる工夫をし、難しさを感じる前に小さな成功体験を積ませることが、継続のポイントになります。
3-1.強制せず、遊びの延長線上で導入する
「勉強だからやりなさい」という雰囲気を強めてしまうと、子どもは苦手意識を持ちやすくなります。まずはゲーム感覚で取り入れ、「少し動かしてみる?」と軽く誘うくらいがちょうどいいスタートです。5分だけでも「できた!」と感じられる体験を積み重ねると、自然と次のステップに進みたくなります。子どものペースを尊重し、楽しさを軸にして学びを広げていくことが、挫折しない学習につながります。
3-2.「正解」よりも「考えるプロセス」を褒める
プログラミングでは、思いどおりに動かない場面が必ず出てきます。しかし、それは失敗ではなく学びの入口です。「どこを直したらよさそうかな」と問いかけたり、試した方法そのものを認めたりすると、子どもは自分の考えを受け止めてもらえたと感じ、次の挑戦に前向きになれます。完成した結果だけを見るのではなく、途中でどのような工夫を重ねたのかに目を向けることが、論理的に考える力を育てます。原因を一つずつ切り分けたり、仮説を立てて確かめたりする姿勢も自然と身についていくでしょう。
3-3.親も一緒に楽しむ
保護者が一緒に取り組む姿勢を見せると、子どもは安心して学びに向かえます。「なぜ動いたんだろうね」と一緒に考えたり、できた作品で一緒に遊んでみたりすると、学びは遊びに変わります。親が興味を持って関わることで、子どもはプログラミングをお父さんやお母さんと共有できる楽しい時間としてとらえられ、自然と継続する力が育ちます。結果よりも保護者と一緒に考えた時間そのものが、学びへの前向きな気持ちを支えてくれます。
4.プログラミングについて説明する際の注意点

プログラミングを説明するときは、難しい言葉を避け、挑戦を否定しない姿勢が大切です。楽しく続けられる環境づくりが、子どもの学びを支えます。安心して試せる雰囲気があれば、子どもは失敗を恐れず、自分なりの考えを表現しやすくなります。
4-1.エラーを否定的な言葉で伝えない
エラーは「間違い」ではなく「解決するヒント」です。「また失敗したね」など否定的な言葉を使うと、挑戦そのものに苦手意識が芽生えてしまいます。「コンピューターが直す場所を教えてくれているよ」と前向きに伝えるだけで、子どもの気持ちは大きく変わります。試すこと自体を評価すると、粘り強さも育っていきます。
4-2.専門用語は極力使わない
専門的なIT用語をいきなり使うと、子どもはその意味が分からず混乱してしまい、学習意欲をそいでしまう原因にもなってしまいます。「変数=箱」「関数=自動でやってくれる係」など、身近な表現に置き換えることで理解しやすくなります。慣れてから本来の名称を教えれば十分です。最初は意味が伝わることを優先する姿勢が大切です。
4-3.長時間の集中を強要しない
子どもの集中力には限界があります。ただダラダラと長時間するよりも、20分程度の短時間で区切りをつけ、軽く体を動かす休憩を挟むと、学習のストレスを減らせます。短時間でも継続すれば十分効果があります。「もっとやりたい」と前向きな気持ちを持っているならいいですが、疲れる前に切り上げることで、子どもの学習意欲も続きます。
5.プログラミングは小学生から必要?

プログラミングは特定の年齢からでなければできない学びではありません。低学年から遊びの延長で始めてもよく、高学年や中学生からでも十分伸びる力があります。興味を持った時期がその子にとってのスタートです。周囲と比べず、その子のペースを大切にすることが重要です。
5-1.小学校低学年で身につく力
低学年の子どもは、キャラクターを動かす体験を通して「順番を考える」「原因と結果をつなげる」力を育てられます。遊びのなかで論理的思考の土台が自然と身につく点も特徴です。考えたとおりに動いた実感は、学ぶことを楽しいと感じるきっかけになります。成功体験を重ねることで、自分で考えることへの自信も少しずつ育ち、次の挑戦へ向かう前向きな気持ちを支えていきます。
5-2.中学年以降で学習を深めるメリット
文字入力や文章の理解力が高まる時期になると、より本格的な言語やアルゴリズムにも取り組みやすくなります。自分の発想を作品として形にできるようになり、創造力が大きく広がり、試行錯誤を重ねるなかで得た経験は、自信や達成感として心に残るでしょう。うまくいかなかった点を修正する力や学びに向き合う粘り強さが自然と身につき、次の学習への意欲を支える土台になります。
5-3.学習を始めるのに「遅すぎる」はない
プログラミング的思考は、いつからでも身につけられる普遍的な力です。高学年からのスタートでも十分に理解が追いつきます。大切なのは「興味を持ったタイミング」で始めることです。本人の「やってみたい」を尊重する姿勢が成長を後押しします。周囲の経験値に惑わされず、その子なりの成長を見守ることが大切です。
6.プログラミングの学習を自宅でおこなう場合に必要なもの

家庭でプログラミングを学ぶには、パソコンやタブレットといった端末の準備が欠かせません。あわせて、通信が途切れにくいインターネット環境を整えておくと安心です。環境が整っていれば、オンライン教材や学習サービスにも無理なく取り組めます。周囲の音が気にならない場所を選ぶことで集中しやすくなり、学習の質も高まります。さらに、学ぶ時間帯をある程度決めておくと、日々の習慣として定着しやすくなるでしょう。
7.自宅学習とプログラミング教室のメリット・デメリット

自宅学習のメリットは、好きな時間に自由なペースで進められる点にあります。費用を抑えやすく、保護者がそばにいることで安心感を得られるのもメリットです。しかしその一方で、つまずいたときに質問できる相手がいないため、理解が止まってしまう場合もあります。プログラミング教室では、すぐ近くでサポートしてくれるコーチがいるため、疑問をその場で解消しやすく、子どもの理解度に応じた指導が受けられます。ただし、通学の手間や費用負担が発生する点は考慮が必要でしょう。家庭の状況や子どもの性格によって合う学び方は異なります。成長に応じて学習方法を切り替えたり、併用したりする柔軟さも、長く続けるための大切な視点といえます。
8.子どものプログラミング教室なら「プログラミング教育 HALLO」

プログラミング教育 HALLOは、子どもが楽しく学びながら考える力(順序立てて考え、問題を解決する力)・創る力(アイデアを形にする力)・伝える力(自分の考えや工夫を表現する力)を身につけられるプログラミング教室です。初心者向けのビジュアル教材から、ScratchやPythonなど本格的な言語へと段階的に進めるカリキュラムが特徴です。少人数制でコーチが一人ひとりを丁寧にサポートし、自宅学習用の教材も充実しています。子どもの学習状況も保護者と共有できるので、安心して見守れる環境が整っていることなど、継続しやすい仕組みが用意されている点も魅力です。また、子どもの理解度や興味に応じて進度を調整できるため、無理なく学習を続けやすいのも、特徴の一つです。できたことを実感しやすい環境にあることが、学ぶ意欲を引き出します。
9.まとめ
プログラミングは単にコンピューターを操作する技術ではなく、自分で考えて工夫しながら答えを導く力を育てる学びです。小学校から必修化された背景には、知識を覚えるだけでなく、論理的に考え問題を解決する力を身につけてほしいという教育的な目的があります。子どもに教える際は、身近な遊びや体験に結びつけ、うまくいった結果だけでなく、考えた過程や挑戦そのものを認める姿勢が大切です。無理なく続けられる環境を整え、楽しみながら学ぶことが、将来の選択肢を広げる力につながっていきます。
