ロブロックス(ROBLOX)とは? 小学生が安全に利用する方法を詳しく解説!
更新日:2025.8.29
公開日:2025.6.11

世界中で人気を集めているオンラインゲームプラットフォーム「ロブロックス(ROBLOX)」。自分でゲームを作ったり、他のユーザーが作ったゲームで遊んだりできるのが大きな魅力です。小学生の子どもにも人気がありますが、一方で「安全に使えるの?」「危険はないの?」と不安に感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。この記事では、ロブロックスの特徴や遊び方、安全に利用するためのポイント、ロブロックスで作られた小学生におすすめのゲームや、ゲームを学習に活用する方法まで、わかりやすく解説していきます。
この記事の目次
ロブロックス(ROBLOX)とは?
ロブロックス(ROBLOX)は、ユーザーが自分でゲームを作成したり、他の人が作ったゲームで遊んだりできるオンラインプラットフォームです。世界中のユーザーが作った多種多様なゲームを自由に体験できるのが大きな特徴で、ゲームを通じて創造力やコミュニケーション力を育むことができます。操作もシンプルで、初心者でもすぐに遊べることから、子どもから大人まで幅広い世代に人気があります。
ロブロックスは小学生も利用できる?
ロブロックスは基本的に13歳以上を対象としていますが、保護者の許可があれば13歳未満の子どもでも利用することができます。実際、多くの小学生が利用しており、ロブロックス側も子ども向けの安全対策を講じています。たとえば、チャット機能の制限やアカウントのペアレンタルコントロールなどがあり、保護者が子どもの利用状況を管理しやすい仕組みが作られています。そのため、保護者が機能制限やペアレンタルコントロールなどを正しく設定すれば小学生でも安心して楽しむことができます。
ロブロックスの主な特徴
ロブロックスは、誰でもゲームを作れるサイトです。そして「Roblox Studio」という無料ツールを使えば、特別なスキルがなくても、すぐに自分のゲームを作り始めることが可能です。ゲームのマップを作ったり、キャラクターを配置したりするのも簡単です。直感的に操作できるので、誰でも楽しみながらゲーム作りに挑戦できます。
さらに、アクションやパズル、アドベンチャーなど、様々なジャンルのゲームを作ることができます。たとえば、ボタンを押すと扉が開く、敵を倒すと得点が増える、といった動作も簡単にプログラミングで設定できます。
完成したゲームは、すぐに他のプレイヤーとオンライン上でシェアすることができます。自分の作ったゲームを他の人がどのような感想を持つのかも気になりますよね。また、他のユーザーのゲームもプレイできますし、そこから学べることも多いです。
このゲームは基本的に無料です。課金が必要なアイテムや機能もありますが、無料で十分楽しめます。プログラミングやデザインを楽しみながら学べるので、遊びと勉強を両立できます。
ロブロックスの始め方
ロブロックスの始め方はとてもシンプルです。まずはアカウントを作成し、アプリやパソコンからロブロックスにアクセスします。ログイン後は、カテゴリ別に表示されるゲーム一覧から好きなタイトルを選んでプレイを始めるだけです。基本的には無料で遊べますが、一部のゲーム内アイテムやコスチュームを手に入れるには、課金が必要な場合もあります。
操作方法はゲームごとに異なりますが、マウスやキーボード、スマートフォンのタッチ操作に対応しており、直感的にプレイできます。なお、2025年5月現在、ロブロックスはNintendo Switchには対応していませんが、PC、スマートフォン、タブレット、Xboxなどで利用できます。プレイヤー同士の協力プレイやチャットも可能なので、友達や家族と一緒に楽しむこともできます。
ロブロックスの危険性は?
ロブロックスから学べることはたくさんありますが、安全に楽しむためには注意も必要です。特に小学生が利用する場合、保護者が事前に危険性を理解し、適切な対策を取ることが重要です。
懸念されるポイントとしては、不適切なコンテンツの表示、個人情報の流出、過度な課金、見知らぬユーザーとのチャットなどが挙げられます。ロブロックスにはフィルター機能があり、不適切な内容をブロックできますが、完全に防ぐことは難しくなっています。時にはフィルター機能を確認し、必要に応じて再設定するようにしてください。
ロブロックスで注意しておきたいこと
子どもが安心してロブロックスを楽しむためには、いくつかのリスクについて事前に把握しておくことが大切です。ここからは、保護者が特に注意すべき4つのポイントをご紹介します。
①不適切なコンテンツ
ロブロックス内のゲームはユーザーによって制作されており、中には子どもにとって不適切な表現が含まれるものも存在します。ロブロックスにはコンテンツフィルターがあり、年齢に応じた制限がかかる仕組みにはなっていますが、完全に排除することは難しいのが現状です。子どもがどのようなゲームで遊んでいるのかを保護者が定期的にチェックすることが、安全な利用につながります。
②個人情報の取り扱い
プレイヤー同士のチャット機能では、名前や住所、学校などの個人情報がうっかり伝わってしまうリスクがあります。13歳未満のアカウントでは一部機能が制限されていますが、すべての情報漏洩を防ぐことはできません。子どもには「個人情報を絶対に教えないこと」をしっかり伝え、チャット内容にも注意を払うことが大切です。
③課金
ロブロックスは基本無料で遊べますが、ゲーム内で使える通貨「Robux(ロバックス)」による課金要素があります。子どもが自由に課金してしまうと、思わぬ高額請求につながることもあります。保護者がパスワードや購入制限を設定するなどして、あらかじめ管理体制を整えておくことが重要です。
④プレイヤー同士のやりとり
世界中のプレイヤーと交流できる点はロブロックスの魅力でもありますが、知らない人とのやりとりからトラブルが発生することもあります。悪意のあるユーザーからの不適切な発言や犯罪への誘導が行われるケースもあるため、コミュニケーション内容をチェックしておきましょう。疑わしいやりとりはすぐにブロック・通報するよう、子どもに教えておくと安心です。
子どもがロブロックスを安全に遊ぶには?
子どもがロブロックスを安全に遊ぶためには、保護者による機能設定や見守りが必要不可欠です。以下に紹介する5つの対策を参考に、安全なプレイ環境を整えていきましょう。
アカウント制限をオンにする
アカウント設定で「アカウント制限」をオンにすると、チャット機能が制限され、安全性の高いゲームのみにアクセスできるようになります。特に13歳未満の子どもがプレイするなら、必ず設定をして安全にプレイできるようにしておきましょう。
アプリ内課金を管理する
子どもと課金のルールについて話し合っておくことも大事です。課金制限は、端末ごとの課金コントロール機能で設定可能です。課金限度額の設定や課金通知の受け取りなどを必ず確認して変更が必要であれば設定をし直しましょう。また、また、購入時にも保護者のパスワードを求める設定にすることで、無断課金を防げます。
個人情報が特定されないようにする
ユーザー名に本名や誕生日など個人を特定できる情報を使わないようにしましょう。また、チャットで個人情報を伝えないよう、子どもに繰り返し教えておくことも大切です。加えて、SNSなど外部サービスと連携する際にも、アカウント情報が流出しないよう十分に注意しましょう。
保護者も一緒に遊ぶ
子どもと一緒にロブロックスで遊ぶことで、プレイ内容や他のプレイヤーとのやりとりを把握しやすくなります。一緒に遊ぶことで親子のコミュニケーションも深まるので、子どもも安心できます。また、共通の話題が生まれることで家庭内での会話が増え、子どもの考えや好みに対する理解も深まります。こうした関わりが、安全で楽しいロブロックス体験につながります。
危険性について伝える
子どもにロブロックスの楽しさと同時に危険性も伝えておくことで、トラブル回避につながります。たとえば「知らない人と個人的な話はしない」「困ったことがあったらすぐに大人に相談する」など、ルールを明確にしておくとよいでしょう。
ロブロックスで小学生におすすめのゲーム5選
ロブロックスには小学生でも安心して遊べる、楽しいゲームが多数あります。そこで、特に人気が高く教育的要素があり、安全性も配慮されたゲームを5つ紹介します。
①Brookhaven RP
日常生活を仮想体験できるロールプレイングゲームです。家を借りて暮らしたり、友達と学校に通ったりと、まるで現実のような生活を楽しめます。暴力的な要素が少なく、小学生にも安心しておすすめできます。ゲーム内で自由に役割を演じられるため、想像力や社会性を育てるきっかけにもなります。
②Build a Boat for Treasure
自分だけの船を設計して宝探しの冒険に出かけるゲームです。船の構造を工夫したり、材料を集めたりと、創造力や工夫する力を伸ばすことができます。友達と協力して遊べるのも魅力です。
さらに、水の流れや重さなどの物理的な要素も影響するため、自然と論理的思考力が育ちます。船がうまく進まないこともあり、原因を探し改善する力も身につきます。
③Dragon Adventures
ドラゴンを育てて冒険に出るファンタジーRPGです。ドラゴンの育成やバトル、素材集めなどの要素が含まれており、ゲームの進行もわかりやすく、小学生でも楽しめます。
季節ごとのイベントや特別なドラゴンの登場もあり、長く遊び続けられる工夫がされています。さまざまな世界を旅しながら、探索や発見の楽しさを味わえるのも魅力です。
④Adopt Me!
ペットを飼ったり、家を飾ったりして生活を楽しむシミュレーションゲームです。かわいい動物やインテリアが豊富で、特に低学年の子どもに人気があります。友達と一緒に遊ぶこともできます。
お世話や買い物、イベント参加など、日常生活に近い遊びができるため、想像力やコミュニケーション力を養うきっかけにもなります。他のプレイヤーと家族になり、家族ごっこを楽しむことができます。
⑤Work at a Pizza Place
ピザ屋さんで働く体験ができるゲームです。注文受付や調理、配達などの役割をこなす中で、チームワークや責任感を学ぶことができます。楽しみながら社会体験ができる点が魅力です。
実際の職場のように、従業員同士で連携しながら仕事を進める必要があり、協力する大切さを実感できます。ゲーム内で働いて稼いだコインでアイテムを購入する楽しみもあり、働く楽しさを感じられます。
ロブロックスはプログラミングも学ぶことができる!
ロブロックスはゲームを「遊ぶ」だけでなく、「作る」こともできます。ゲーム制作には「Roblox Studio」という開発ツールを使います。無料で本格的なゲームづくりを体験できるのが大きな魅力です。使用されるプログラミング言語「Lua(ルア)」は、初心者でも理解しやすいシンプルな構文が特長で、初めてプログラミングに触れる子どもでも安心して学べます。
また、ロブロックスには初心者向けのチュートリアルやガイドが豊富に用意されており、ゲームを作りながら「変数」「条件分岐」「ループ」などの基本的なプログラミングの概念を自然に身につけることができます。作ったゲームは公開することができ、他のユーザーに遊んでもらうことで実践的なフィードバックを得られるのも大きな学びとなります。
自分のアイデアを形にし、誰かに楽しんでもらうことで、子どもは大きな達成感を得られます。ゲームを通じて創造力や問題解決力、論理的思考を養うことができ、将来的にプログラミングの世界へ進むきっかけにもなります。ゲームが大好きな子どもが自然とプログラミングに興味を持つ、そんな第一歩としてロブロックスは非常に魅力的なプラットフォームです。
子ども向けのプログラミング教室ならプログラミング教育 HALLO
ロブロックスでプログラミングに触れた子どもたちは、ゲームを作る楽しさを知り、さらに深く学びたくなることが多いようです。そこで、子どもが本格的なプログラミングを学べる環境をご案内します。
プログラミング教育 HALLOは、年長から中学生までを対象としたプログラミング教室です。子どもの年齢や理解度に合わせて、一人ひとりに最適な学習環境を提供しています。特徴は、個別最適化されたカリキュラムと、楽しみながら学べるオリジナル教材です。プログラミング初心者にもわかりやすい内容で、「Scratch」や「Python」といった人気のプログラミング言語を基礎から応用までしっかり学ぶことができます。
また、プログラミング教育 HALLOではプログラミングに限らず、「考える力」「問題解決力」「創造力」といった汎用的なスキルの習得にも力を入れています。これらの力は、これからの時代を生き抜くために欠かせないものです。プログラミング教育 HALLOは、学校の学びだけでは身につけにくい部分を特にサポートしています。
さらに、教室での対面授業に加えて、オンラインでの受講も可能なため、家庭のスケジュールや子どもの性格に合わせて、学び方を柔軟に選べます。
講師が丁寧に指導し、子ども一人ひとりの成長をしっかりサポートしてくれるので、保護者の方も安心して任せることができます。ロブロックスをきっかけに「もっとプログラミングをやってみたい!」と思った子どもにとって、プログラミング教育 HALLOはその気持ちを伸ばす次のステップにぴったりの学び場です。
まとめ
ロブロックスは「遊び」だけでなく「学び」や「創造」の要素が詰まった魅力的なプラットフォームです。ただし、小学生が安全に楽しむには保護者の見守りとサポートが欠かせません。正しい知識と対策を取り入れたうえで楽しむことで、子どもの創造力や思考力が大きく育つ可能性があります。最初は親子で一緒に始めることで、子どもは安心してロブロックスを体験できるでしょう。