無料で遊べるRoblox(ロブロックス)とは?安全?始め方をご紹介
公開日:2025.5.21

子どもたちの間で人気のRoblox(ロブロックス)は、世界中のユーザーが作ったゲームを無料で楽しめるオンラインのゲームプラットフォームです。自分でゲームを作ったり、他の人が作ったゲームで遊んだりと、アイデアや創造力を存分に発揮できる場所として注目されています。
基本的には無料でプレイできますが、「Robux(ロバックス)」というゲーム内仮想通貨もあり、オンラインゲームのため安全面を心配される保護者の方も多いのではないでしょうか。今回は、ロブロックスの基本情報、できること、安全に遊ぶためのポイントや始め方について、わかりやすく紹介します。
この記事の目次
Roblox(ロブロックス)とは?
Roblox(ロブロックス)は、世界中で1億人以上が利用している人気のオンラインゲームプラットフォームです。最近では日本でも注目されており、子どもはもちろん、大人の利用者も増えています。
ロブロックスが支持されている大きな理由の一つは、ゲームで遊ぶだけでなく、自分でオリジナルのゲームを作って公開できる点です。アバターと呼ばれる自分のキャラクターを自由に着せ替えたり、友達とチャットを楽しんだりと、ソーシャル機能も充実しています。
アクションやシミュレーション、ロールプレイ、パズルなど、さまざまなジャンルのゲームがそろっており、毎日違うゲームを体験できるのも魅力です。
ゲームづくりは、専門的な知識がなくても用意されたツールを使えば直感的に取り組めるため、プログラミング学習の第一歩としてもおすすめです。
無料で始められ、遊びながら自然と創造力やプログラミング的思考が育まれることから、教育面でも高く評価されています。
Roblox(ロブロックス)の会社概要
Roblox Corporation(ロブロックス・コーポレーション)は、2004年にDavid Baszucki(デイビッド・バシュッキ)氏とErik Cassel(エリック・カッセル)氏によって設立されたアメリカのテクノロジー企業です。本社はカリフォルニア州サンマテオにあり、2006年にサービスを正式に開始しました。
Roblox Corporationは、ユーザー生成コンテンツ(UGC)を核としたオンラインプラットフォームの開発と運営を行っており、世界中のクリエイターがコンテンツを制作・公開できる環境を提供しています。自社独自のゲームエンジンやクラウドインフラ、開発者向けツールの改良にも力を入れ、利用者の創造性を支える技術革新を続けています。2021年にはニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場し、急成長するメタバース関連企業として世界的に注目を集めました。
教育機関や企業との提携にも積極的で、エンターテインメントや教育、コミュニティ形成など多様な分野への展開を進めています。今後もグローバル市場でさらなる影響力を持つ企業として発展が期待されています。
Roblox(ロブロックス)が人気な理由
ロブロックスは、子どもたちの「やってみたい!」を刺激してくれる、体験型のオンラインプラットフォームです。遊ぶだけではなく、自分のアイデアを形にして「ゲームの世界」をつくることができるため、好奇心や創造力を引き出してくれます。
ロブロックス内で他の人が作ったゲームをプレイしていると、自分も作ってみたいと感じ、自然と仕組みに興味を持つようになり、実際にゲームを作っていく中で、キャラクターの動きや仕掛けのつくり方を工夫することで、論理的な思考や問題解決力も育まれていきます。
また、作ったゲームを世界中のユーザーと共有できるのも、ロブロックスならではの魅力。子ども同士のコミュニケーションが生まれたり、他の人の作品に刺激を受けたりと、学びのきっかけがたくさんあります。遊びをきっかけに、学びや成長につながる体験ができるのが、ロブロックスの大きな魅力です。
Roblox(ロブロックス)でできることとは?
ロブロックスは、無料でゲームを楽しむ、ゲームを作る、アバターを自由にカスタマイズする、それ以外にも、友達とのチャットの交流、イベントへの参加など、創造力やコミュニケーション力を育む場としても注目されています。また、自分の作ったゲームから収益を得るチャンスも。さらに、保護者が安心して子どもを見守ることのできる安全管理機能も充実しています。
数百万種類のゲームを無料でプレイできる
ロブロックスの魅力は、世界中のユーザーが作った数百万以上のゲームで遊べるだけでなく、毎回違う世界に飛び込めるワクワク感にあります。新しいゲームも毎日のように追加され、自由に選べる楽しさも人気の理由です。友達と同じゲームに入って協力したり、チャットで交流したりと、まるでバーチャルな公園で遊んでいるような感覚も味わえます。最近は日本語対応のゲームも増え、小学生でも安心して楽しめる環境が整ってきました。
アバターを自分好みにカスタマイズできる
ロブロックスではゲーム内で自分の分身ともいえるアバターを作ることができます。服や髪型、アクセサリーはもちろん、リアクションなどのモーションなども自由に選べて、個性を思いきり出すことができます。アバターに使うアイテムは、Roblox内のマーケットプレイスで購入したり、イベントで獲得したりできます。人気ゲームとコラボした限定アイテムなども登場するため、コレクション感覚で楽しむユーザーも多くいます。また、日本の人気アニメのキャラクターになれるアバターショップ「Anime skin shop」など一部有料のものもありますが、「Free item shop」というゲームなら、プレイするだけでロブロックス公式の無料アイテムを全て入手できるので、無料でも十分に楽しめます。アバターのカスタマイズは、子どもにとって自己表現の手段となり、創造力を育むきっかけにもなります。ただし、どのように入手したのかを確認することが大切で、安全な利用のためには親子での会話を通じて一緒に楽しむようにしましょう。
ゲーム開発に挑戦できる
専用の開発ツール「Roblox Studio(ロブロックススタジオ)」を使えば、3D空間にブロックやパーツの配置、キャラクターの設定、動きやルールをプログラムするなど、プログラミングの知識がなくても、直感的にゲームの世界をデザインできます。
また、プログラミング言語を使っての開発も可能です。使われるのは、ゲーム開発によく使用されているLua(ルア)という言語で、シンプルで覚えやすいため、プログラミング初心者でも少しずつ学びながら使いこなせるようになります。
ゲーム開発で稼ぐチャンスがある
ロブロックスでは、ゲーム内で使用される仮想通貨「Robux(ロバックス)」を通じて、自分が開発したゲームから収益を得ることができます。自分で作ったゲームの中で、アイテムの販売や特別な機能の利用にロバックスを設定することで、プレイヤーがそれを購入すれば、それが開発者の収益となります。貯まったロバックスは、アバターアイテムの購入などに自由に使うことができます。
また、保護者の設定によって、購入に承認が必要な設定にするなど、利用に制限をつけることもできるので、安心して利用できます。
友だちとオンラインで交流できる
ロブロックスは、離れた場所にいる友だちや家族とも同じゲームで遊べる交流の場としても人気です。フレンド機能を使って一緒にミッションをクリアしたり、協力してプレイを楽しむことができます。ゲーム内ではチャットやジェスチャー(エモート)を使ってリアルタイムでコミュニケーションがとれるため、遠く離れた友だちとも楽しく遊べます。
知らない人とチャットで交流することは、保護者にとって不安にもなりますが、保護者によるチャット制限やプレイヤーのブロック機能もあるので、子どもでも安心して利用できます。
イベントやコンテストに参加できる
イベントはロブロックス公式が主催するものと、ユーザーコミュニティや企業が連携して行うものがあり、期間限定のゲームやアイテムを入手できるチャンスとして、プレイヤーの関心を集めています。
また、Roblox Studioを使ったゲーム開発のコンテストも定期的に開催されています。優秀な作品には賞品やロバックスが贈られ、世界中のユーザーに作品を知ってもらうチャンスにもなります。
このようにイベントやコンテストを通じて新しいゲームを発見したり、特別なアイテムを集めたりすることで、遊びの幅がさらに広がり、創造力や挑戦する楽しさも大きな魅力です。
Roblox(ロブロックス)は安全?
ロブロックスは世界中で多くの子どもたちに利用されているプラットフォームですが、インターネット上のサービスである以上、注意しなければいけないこともあります。子どもが利用するなかで、どのようなリスクがあるのか、思わぬトラブルに巻き込まれないようにするにはどのような対策をとればいいのかなど、子どもが安全に遊ぶための方法を紹介します。
ロブロックスで起こりうるリスク
ロブロックスは多くの子どもが夢中になるプラットフォームですが、インターネットを利用する以上、いくつかのリスクも考えられます。チャット機能では制限をかけたりブロックをしたりしなければ誰とでも交流できるので、初めての人から子どもにメッセージが届く可能性があり、ユーザーが作成したゲームの中には、暴力的な表現や年齢にふさわしくない内容が含まれていることもあります。さらに、ゲーム内で使用する仮想通貨「ロバックス」を使った課金トラブルや、詐欺まがいの行為に巻き込まれるリスクもあることを覚えておかなければいけません。こうしたトラブルを防ぐためにも、保護者がしっかりと内容を把握し、制限をかけるなどの必要な設定やルールを設けておくことが大切です。
ロブロックスを安全に使うための対策
子どもが安全に楽しむためには、保護者の見守りと設定の工夫が欠かせません。まず、年齢に合ったコンテンツだけが表示されるように、アカウントに正しい生年月日を登録しましょう。ロブロックスには年齢に応じたコンテンツ制限機能があり、13歳未満のアカウントには自動的に安全な設定が適用されます。これにより、子どもにふさわしくないゲームや内容が表示されにくくなります。
また、チャット機能についても注意が必要です。ロブロックスにはチャットフィルターがあり、不適切な言葉や個人情報をブロックする仕組みが用意されています。必要に応じてチャットそのものをオフにすることも可能です。
さらに、保護者用のアカウント管理機能も活用するとよいでしょう。ペアレンタルコントロールを設定することで、プレイ時間の制限や支払いの確認、利用履歴のチェックができたり、子どもの活動を把握できます。このような対策を取りながら、子どもと一緒に使い方を確認し、ルールを話し合っておくことで、安心してロブロックスを利用することができます。
Roblox(ロブロックス)を使うために必要なもの
ロブロックスを始めるには、インターネットに接続できるデバイスと無料アカウントが必要です。ロブロックスはさまざまなデバイスに対応しており、利用環境に応じて選択できます。どのようなデバイスが利用できるのか詳しく紹介します。
スマートフォンやタブレット
多くの人が利用しているのがスマートフォンやタブレットです。iPhoneやiPad、Android端末に対応しており、専用アプリをインストールするだけでプレイできます。タッチ操作で直感的にゲームを進められるため、小学生でも扱いやすいのが特徴です。ただし、端末の容量やスペックが低いと動作が重くなることもあるため、なるべく新しいモデルを使用することをおすすめします。
PC
パソコンでも快適にプレイすることができます。WindowsとMacの両方に対応していて、公式サイトからソフトをダウンロードすればすぐに始められます。キーボードやマウスでの操作は、細かい動きや設定がしやすく、より高度なプレイやゲーム開発にも適しています。また、パソコン版ではグラフィックの品質が高く、広い画面で遊べるため、より臨場感のある体験が可能です。安定したプレイを楽しむためには、ある程度の処理能力を備えたPCを使用するのがおすすめです。
PlayStationやXbox、Meta Questシリーズも対応
PCやスマートフォンだけでなく、家庭用ゲーム機やVRデバイスでも楽しめます。Xboxでは専用アプリを通じて多くのゲームにアクセス可能で、大画面でのプレイに向いています。2023年からはPlayStation 4・5にも対応し、より多くの子どもたちが手軽に参加できるようになりました。また、Meta Questシリーズでは、VR空間でロブロックスの世界に入り込んで遊ぶことができ、臨場感のある体験が得られます。
Roblox(ロブロックス)の始め方
ロブロックスを始めるのはとても簡単で、誰でもすぐに遊び始めることができます。
1.アカウントの作成
公式ウェブサイト(https://www.roblox.com/ja)にアクセスして、アカウントを作成しましょう。アカウント登録時には、ユーザー名、パスワード、誕生日などを入力します。また、子どものアカウントを作成する際には、保護者の同意が求められることがあります。
2.インストール
WindowsやMacの場合は、公式サイトからロブロックスのアプリケーションをダウンロードしてインストールします。スマートフォンやタブレットの場合は、App Store(iOS)やGoogle Play(Android)からロブロックスアプリをインストールします。ゲーム機では、対応するゲーム機ストアからアプリをダウンロードしてインストールします。
3.ログインする
アプリを開いた後は、ログイン画面で作成したアカウント情報を入力します。ログイン後、ロブロックスの世界にアクセスし、数百万種類のゲームを無料でプレイすることができます。
Roblox(ロブロックス)でおすすめのゲーム4選
ロブロックスには無数のゲームがあり、どれも個性豊かな作品ばかりです。
ここでは、特に人気があるおすすめのゲームを4つご紹介します。それぞれのゲームにはユニークなジャンルと特徴があり、どのようなプレイヤーでも楽しめる内容になっています。
①Adopt Me!
ペットの育成や家のカスタマイズが楽しめるシミュレーションゲームです。卵を孵してペットを集めたり、友達とアイテムを交換したりなど、遊びの幅が広いのが特徴です。かわいらしいデザインと簡単な操作で、小学生からも高い人気を集めています。世界中に多くのプレイヤーがいる定番ゲームのひとつです。
②Brookhaven RP
自分の家や車を持ち、生活を楽しめるロールプレイングゲームです。学校に通ったり買い物をしたりなど、現実のような暮らしを仮想空間で体験できます。操作がシンプルで遊びやすく、友達と一緒に会話やを楽しめるのも魅力です。子どもから大人まで幅広く人気があり、常に多くのプレイヤーが集まっています。
③Royale High
魔法の世界を舞台にしたファンタジー系のロールプレイングゲームです。プレイヤーは学生として学校生活を送りながら、ドレスアップをしたりお洒落を楽しむことができます。美しいグラフィックと自由度の高い着せ替え機能が人気で、特にファッションやメイクに興味のある子どもたちに好まれています。季節ごとのイベントもあり、飽きずに長く楽しめるのも魅力です。
④Tower of Hell
制限時間内に高いタワーを登りきることを目指すアスレチック系のゲームです。ステージはランダムに変化し、毎回異なるコースに挑戦するスリルがあります。難易度の高い構成が特徴で、何度も挑戦したくなる中毒性の高さが人気の理由です。友だちと競い合いながら遊べるため、協力や対戦を楽しみたい子どもにおすすめです。
プログラミングは子どものうちから学ぶ方がいい?
スマートフォンやタブレット、ゲームなど、私たちの身のまわりにはテクノロジーがあふれています。そんな時代を生きる子どもたちにとって、プログラミングは「特別なスキル」ではなく、「日常を理解するための道具」とも言えます。なぜボタンを押すとキャラクターが動くのか、アプリはどのように動いているのかなど、なぜ?という疑問や興味に向き合いながら、プログラミングを学ぶことで、子どもたちの物事を順序立てて考える力や自分で答えを導き出す力が育まれていきます。
また、自分で作ったゲームが動いたときの喜びや友だちから高い評価が得られた時の達成感は、自己肯定感を高めることにもつながります。
プログラミングは、ただパソコンに向かってコードを書くものではありません。考える力や作る力、伝える力を育てる新しい形の学びです。将来の選択肢を広げるだけでなく、今の学びにもつながるからこそ、早いうちから始める価値があります。
関連リンク:https://www.hallo.jp/column/post-485/
子どものプログラミング教室ならプログラミング教育 HALLO
プログラミング教育 HALLOは年長から中学生まで、プログラミング初心者でも安心して学べるように、個別指導を中心としたカリキュラムを用意しています。ゲームやアプリ開発を通じて、子どもたちが楽しくプログラミングを学べる環境を提供しています。さらに、学びながら自分のアイデアを形にする楽しさを感じられるので、創造力も育まれます。
コースは、入門から応用まで段階的に学べる内容が充実しており、子ども一人ひとりのペースに合わせた指導が行われます。また、保護者向けにはレッスン後に学習進捗の報告があり、家庭でのサポートもしやすくなっています。プログラミングを楽しく学びながら、問題解決力や論理的思考力を養い、将来の選択肢を広げることができます。
まとめ
ロブロックスは、無料で多様なゲームを楽しめるだけでなく、自分でゲームを作ったり、アイデアを形にしたりできる学びの場でもあります。安全性の面では注意すべき点もありますが、適切な設定と保護者の見守りを行うことで、安心して利用することができます。ロブロックスは遊びながら創造力や論理的思考を育むきっかけとなり、将来のプログラミング学習にもつながる可能性があるので、一度チャレンジしてみることもおすすめです。
参考:https://corp.roblox.com/ja 公式ウェブサイト(会社情報)