子供向けのプログラミング教室の月謝はいくら?料金相場と内訳、選び方を解説
公開日:2025.4.21

プログラミングが小学校で必修化されたことを受け、プログラミング教室に通い始める子どもが増えてきました。プログラミング教室に通うことを考えた時、保護者が考えるのは、初期費用はいくらかかるのか、授業料はどれくらいが相場なのか、ほかの習い事と両立できるのかなどではないでしょうか。今回は保護者が気になる料金について詳しく説明をします。子どもがプログラミングに興味を持ち始めたとき、事前知識としてぜひお役立てください。
この記事の目次
子どものプログラミング教室の月謝はいくらくらい?
子どもをプログラミング教室に通わせようと思った時、一番気になるのが月々の費用と初期費用ではないでしょうか。費用は教室によっては当然異なってくるので、毎月いくらかかって、始めにいくら必要なのかなどをきちんと下調べをしておく必要があります。
費用の相場を記載しますので、1つの目安にしてください。
■ 授業料
・6,000~18,000円
・月に通う回数でも異なり、月に4回の場合、10,000円前後が相場となります。
■ 入会金
・5,000~20,000円に設定している教室が多くありますが、キャンペーンで無料になることもあります。
■ 教材費
・1,000~60,000円
・幅広く設定されていますが、テキスト代や機器など必要な物によって費用が変わってきます。
■ その他
・教室の運営費や管理費などは授業料と一緒に毎月かかることがあります。
・その他試験や大会参加費など都度必要な物があります。
教室に通うために必要な金額は、設備や講師の質、教室の立地等によっても異なり、環境がよい教室ほど授業料やそのほかの費用が高くなる傾向があります。その他の費用は、毎月の授業料にプラスされたり時期によって必要になるものがあるので、説明を受ける際にきちんと確認をしておきましょう。
プログラミング教室にかかる料金の内訳
プログラミング教室にかかる費用の相場を紹介しました。次に、それぞれの費用の内容を詳しく見ていきましょう。どのような内容で費用が変わってくるのかを知ることが、教室選びのポイントにもなります。
①授業料
授業料は月に通う回数で異なってきます。週に1回・月4回の場合、10,000円前後に設定されていることが多く、現役のプログラマーが指導をするなど講師の質が高い教室は授業料も高く設定されることがあります。また、子どもの年齢やレベルなどによってカリキュラムが異なってくるので、授業料も変わってきます。そのほかにも、平日に授業を受ける場合と土・日で授業を受ける場合で、同じカリキュラムでも授業料が異なる場合もあるので料金体系を確認しておきましょう。
②入会金
入会金の相場は先に挙げた通りですが、春休みや夏休み、冬休みの期間に入会することで入会金が無料や半額になるなどのキャンペーンがよく行われています。そのほか、友だち紹介を受けたり、兄弟で同じ教室に通ったりなども割引や無料などの特典を受けられることが多くあるので、入会金をお得にしたいときにはキャンペーンの有無をチェックしましょう。
③教材費
一般的に教材費は授業料とは別に費用がかかります。テキストだけなら1,000円~と安く設定されていますが、ロボット製作を行う教室ならロボットキットの購入で数万円になることもあります。教材費は一つのカリキュラムが終了して次のレベルにステップアップする時に購入することが多く、子どもの理解度や教室に通う回数などによってその時期は異なってくるので、教材費が必要となるタイミングも確認しておきましょう。
④その他(管理費、運営費、レンタル費用など)
教室のメンテナンスなどにかかる管理費や運営費がその他費用に含まれることが多くあります。また、授業で必要なパソコンを教室でレンタルする場合は、レンタル費も毎月の費用にプラスされることが多く、その他にも試験を受けるときや大会への参加費など、その都度必要となる費用も発生します。忘れてはいけないのが交通費です。家の近くに子どもが通いたいプログラミング教室があれば交通費はかかりませんが、遠くの教室だと交通費もかかるのでトータルで考えるようにしましょう。
プログラミング教室に通う前にパソコンは準備すべき?
プログラミング教室に通うには、子ども専用のパソコンまたはタブレットが必要かどうか気になる保護者もいるのではないでしょうか。パソコンやタブレットは高額なので購入を躊躇してしまうでしょう。プログラミング教室に通うなら、できれば子ども用のパソコンやタブレットを用意したほうがいいでしょう。教室によっては保護者が自宅で使っているものを使っても良いとしているところもあるので、説明を受けるときにパソコンまたはタブレットを用意する必要があるかどうか、保護者のものを使っていいか確認しましょう。
パソコンやタブレットを用意するメリット
パソコンやタブレットは1台用意しておくことをおすすめします。自宅と教室で兼用できるものがあれば授業の復習や予習したいときに自宅でもすぐに使うことができ、教室で学んだことを家に帰ってから実践して理解を深めることができます。好きなアプリケーションも自由にインストールできるので、自習できる環境づくりにも役立ちます。また、プログラミング教材はオンラインで無料のものがたくさんあるので、教室での授業の補助として無料アプリケーションを利用できるといったメリットもあります。ほかにも、タイピングを上達させたいときも自宅で練習を重ねることで、ぐんぐん上達します。
パソコンやタブレットを用意する際の注意点
学校から生徒一人につき1台配布されているパソコンやタブレットがあります。これをプログラミング教室でも使おうと考えてしまう人もいますが、それはやめておきましょう。なぜなら、学校から配布されるものはあくまでも学校の備品のため、学校の授業や宿題以外の用途で使用して故障してしまった場合、補償の対象外となってしまい、修理費などを支払わなければいけません。また、学校によっては必要なソフトしかダウンロードできないように設定されていることもあるので教室では利用できません。
月謝を抑えつつ満足度の高いプログラミング教室を選ぶには?
子どもがプログラミングに興味を持ち始めたので教室に通いたいと思っていても、気になるのはやはり授業料など教室に通うための費用です。できるだけ費用を抑えたいと思われる保護者も多いでしょう。では、どのようにすればお得にプログラミングが学べるのかポイントを紹介します。ぜひ参考にしてください。
個別かグループか、受講形式で選ぶ
プログラミング教室に通う場合、指導方法が個別指導なのかグループ指導なのか、教室やコースによって異なってきます。個別指導は一人ひとりの理解度に合わせて親身に寄り添った指導を行っているので、その分授業料も高くなる傾向があります。一方グループ指導の場合は、一人の講師が複数人の子どもを指導し、みんなが同じことを同じように学ぶので授業料が安くなります。どちらが合うかは子どもの性格や好みによって違ってきますが、授業料を抑えたいならグループ指導を行っている教室を選ぶのがおすすめです。
通学かオンラインか、通うスタイルで選ぶ
プログラミング教室では、通学するのかオンラインで授業を受けるスタイルにするのかを選ぶことができます。通学する場合と比べて、オンラインの方が授業料を安く設定していることが多いです。また、通学の場合は教室が遠ければ交通費などかかりますが、オンラインの場合は自宅で授業が受けられるので交通費はかかりません。子どもが周りの友達と一緒に学びたいなどの希望があれば教室に通う方がいいでしょう。しかし、近くに教室がない、送り迎えをする時間がないなど地域や家庭の事情もあるので、子どもときちんと話し合ってどちらがいいのかを考えていきましょう。
学びたい内容で選ぶ
プログラミングは、ゲームをプレイしながらプログラミング言語を学んでいくスタイルやロボット作りを通してプログラミングの理解を深めていくスタイルなど、教室によって学び方や内容もさまざまです。教室選びの際には、子どもが何を目的としてプログラミングを学びたいのかを話し合ってから教室を選ぶようにしましょう。教室によって学びたいカリキュラムのコースを選ぶこともできるので、教室選びの際にはどのようなコースがあるのかを調べておくことが大切です。
授業の難易度で選ぶ
授業がステップアップしていくごとに難易度が上がり、その分指導にも時間と技術が必要になってくるため、授業料も難易度が上がるたびに高くなります。子どものプログラミング能力を高めたいからといって、最初から難易度が高いコースを選んでしまうと子どもが授業の内容を理解しないまま進んでしまい、授業についていけなくなります。ひいては、プログラミングを楽しく学んでいく意欲がなくなる原因になるので、基礎から徐々にステップアップしていけるコースを選ぶといいでしょう。
割引やキャンペーンがあるスクールを選ぶ
プログラミング教室の中には、お得に入会できる期間や授業料が割引になるキャンペーンを実施しているところがあります。初期費用を抑えたい場合は、入学金無料キャンペーン期間や友達紹介制度を使って入会するというような方法があります。中にはお試し期間を設けて、1ヶ月授業料無料や全額返金保証制度がある教室や他のプログラミングスクールからの乗り換え割引など、教室独自のキャンペーンを行っていることもあるので、教室を選ぶ際にはキャンペーンや割引情報も忘れずにチェックしましょう。
通う頻度で料金を抑える
プログラミングを早く習得したい気持ちはあるものの、教室に通う回数を増やすほど授業料は上がってきます。教室に通う回数は月に4回(週1回)が一般的で、その場合授業料は月に10,000円~20,000円で設定されている教室が多く、もう少し費用を抑えたい場合、教室によっては隔週(月2回)のコースが設定されていることもあります。隔週の場合は教室での学習時間が少ない分、自宅で習ったことの復習をしたり、無料でプログラミングが学べるサイトを利用したりなど、ご家庭で工夫をしてみましょう。
【プログラミングを習得するには何か月必要?】
プログラミングを習得するには目指すレベルによって異なります。例えば、初心者がPythonを習得するには約100~150時間が必要といわれ、1日2時間を毎日学習に充てるとすると、約2~3か月かかる計算です。さらにステップアップして、入門レベルを理解できるようになるまでは約200~250時間、1日2時間の学習と考えると、3か月~5ヶ月かかることになります。
子どもにプログラミング教育をする際の注意点
まず一つ目は、これまで自習学習で他の科目に充てていた時間が削られることです。次に、パソコンやタブレットを使い始めると、学習に集中するのが難しくなり、動画視聴や投稿、学習とは関係のないサイトを閲覧してしまうことがあります。そこからSNSなどで学習に関係のない内容を投稿するきっかけが生まれ、最悪の場合、他人とのトラブルに発展するおそれもあります。そして最後に、ノートに字を書くという機会が減ることです。ノートに書きこむ学習方法は、学習内容の整理ができるので理解度が高まります。一方でパソコンやタブレットを使った学習方法では学習能力が低下してしまう可能性があるとも言われています。これまでと同じようにノートに書きこむ学習とプログラミング学習のスケジュールを分けるなど、バランスよく学習する工夫をしましょう。
子ども向けのプログラミング教室ならプログラミング教育 HALLO
プログラミング学習を始めるにあたっての注意点はありますが、プログラミング学習をしないことのデメリットもあります。それは、子どもの創造力や思考力が伸びづらくなることです。また、プログラミングの技術を身につけることは、将来の職業の幅を広げることにもつながります。
プログラミング教育 HALLOでは、年長(6歳)~高校生まで学べる多彩なカリキュラムが用意されており、パソコンやタブレットを使ったことがない初心者でも、講師が丁寧にサポートしてくれるので安心して学べます。
プログラミングを学びたいと思ったら、まずは無料体験授業を受けることをおすすめします。体験授業では、それぞれの子どもがどのようなことに関心を持っているかを聞き、講師と一緒にプログラミングの体験をします。その間保護者はカリキュラムや料金などの説明を受けていただき、質問や相談もしっかりと伺い、子どもも保護者も納得してからご入会いただいています。ほかの科目や習い事との学習バランスをとりたいといったご相談も、どのようにすればよいのかのご提案も可能なので、不安なことがあればどのような些細な事でもお話しください。
プログラミング教育 HALLOでプログラミングを学ぶメリット
プログラミング教育 HALLOでの学習は、オリジナル教材の「Playgram」で行います。Playgramのカリキュラムは、アメリカのコンピュータサイエンス教育のガイドラインを参考にして開発されたもので、学校で学ぶ内容からAIなどの実用的な内容までサポートしており、大学入学共通テストの必須科目「情報Ⅰ」にも対応しているので大学受験対策にもなります。プログラミングに触れたことのない子どもでも、ゲームをプレイしながらプログラミングの理解を深め、徐々にステップアップして身につけていくことができます。
まとめ
今回は、プログラミング教室に通う際に知っておきたいことを紹介しました。プログラミングを身につけることは、将来の可能性が広がることにも繋がります。そのためのサポートとして、教室に通いたいと考えた時に、何を基準に教室を選べばいいか分からないとき、選ぶポイントはいくつかあります。ポイントを抑えて、子どもが楽しく学び通えるところをぜひ選んであげてください。また、プログラミング教育 HALLOでは、保護者の不安や相談に対してもしっかりサポートを行っていますので、まずは無料体験に参加してみてください。